スペックコンピュータが発売した超極薄のiPhone 4用ケース『Pinlo Slice3 for iPhone 4』を購入、試してみました。
iPhone向けのケースは実に様々な種類がありますが、デザイン・ファッションを重視したものと、機能性を追求したもの2つに大別することができます。
後者のカテゴリーに属するこの『Pinlo Slice3 for iPhone 4』は、機能性の中でも、とくに「薄さと軽さ」を極限まで追求した製品です。
スペックによると、薄さは名刺くらいに紙と同じ「0.35mm」、重さは5円玉より少し軽い「3.5g」しかありません。
カラーバリエーションは、「ブラック」「ホワイト」「ピンク」「ブルー」の4色がラインナップされています。
iPhone 4のには「ブラック」「ホワイト」が無難ですが、個性を出したいひとは「ブルー」「ピンク」という選択もアリかもしれません。
今回のレビュー用にはホワイトを購入しました。
パッケージの内容は、ケース本体、液晶保護フィルム、クリーニングクロスという標準的なもの。
フィルムも一般的なもので、これといった特徴もないので詳細な記述は割愛します。
ケースの素材はポリプロピレンを採用。
同タイプの薄型ケースの多くが堅いプラスチックを使っているのに対し、適度な柔軟性がある素材で、ヒビ割れなどが起きにくい印象です。
表面はさらさらとしたマット加工が施されており、小さなキズが付きにくく、また裸のiPhone 4よりも滑りにくくなります。
実際に装着して驚いたのが、その精度の高さです。
着けた直後は、「サイズが合わない?」と思うほど微妙に小さく感じられましたが、本体との隙間の空気を抜くようになじませていくと、ピタっと張り付くようにフィットします。
シリコンのように自由に伸縮する素材ではありませんが、「わずかな伸び」を考慮した設計なのかもしれません。
また、ケースのエッジが、iPhone 4側面の金属製のバンドの出っ張りをガッチリと掴んでいるので、簡単にはケースが外れるという心配は必要ありません。
むしろ、あまりに薄いため、着脱時に無理な力をかけないように注意する必要があります。
サイドからみたところ。
ケースによる体積・厚さの増加がほとんどなく、形状もオリジナルのiPhone 4と変わりません。
本体上からみたところ。
ヘッドフォン・マイク・スリープボタンの周囲を除いて完全にカバーされています。
また、カドの部分に注目すると、背面のパネルと金属バンドの凹凸までトレースされていることが分かります。
唯一金属バンドが露出している本体下の部分。
ドックコネクタの周囲が大きく開口し、またケース自体も極めて薄いので、ほとんどのアクセサリーは干渉したとしても、そのまま使えものが多いはずです。
もちろん、本体側面のサウンドON/OFF、音量ボタンの位置も正確です。
音量ボタンはケースに覆われていますが、操作性に問題はありません。
ケースの側面に、控えめではありますがメーカーのロゴが記されています。
デザイン上、このようなケースにロゴは不要ですが、こだわって作ったメーカーの自信の現れでしょうか。
薄さ・軽さを追求したケースのため、対衝撃性を期待すべきではなく、あくまでキズからの保護がメインの機能となります。
iPhoneをなるべくそのまま使いたい、という方におすすめできるケースだと思います。
製品名 | Pinlo Slice3 for iPhone 4 |
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販売 | スペックコンピュータ |
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対応機種 | iPhone 4 | ||
厚さ・重さ | 0.35 (mm)・3.5 (g) | ||
ショップ | アマゾン |
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参考価格 | 2,625円 (税込) |