iPhoneの次期モデル「iPhone 5 (仮称)」のものとされるパーツを解説した動画が公開されています。[source: BGR ]
動画は携帯電話の交換パーツを販売するGlobal Direct Partsが公開したもので、フレームやフレックスケーブル類を現行機種(iPhone 4)と比較しながら詳細に検証しています。
ミドルフレーム(金属製のバンド)は、現在のデザインを踏襲しつつも、セパレーター(黒いギャプ)の位置の本数が変更されています。
写真の左が「iPhone 5」のものと思われるパーツで、右がiPhone 4のものです。
サウンドオン・オフのスイッチが若干下に移動し、その上に新たにセパレーターが追加されています。
一方、本体上側からはセパレーターが無くなっています。
ヘッドフォンジャック、マイク、スリープボタンなどの位置やデザインに変更はみられません。
また、マイクロSIMのスロットがある側面に、新たにセパレーターが追加されています。
よって金属バンドは、これまでの3つのパーツから4つに増えている計算になります(外観上)。
iPhone 4の金属バンドはアンテナとしても役割もあり、ユーザーの握り方によって受信感度が落ちるという問題が指摘されてきました。
アップルは「Bumperの無償配布」という対応を行っていますが、新しいデザインではこの改善を目指していることが考えられます。
また、フレックスケーブルにも大きな変化がみられ、金属バンドだけでなく、内部のデザインにも変更が加えられるようです。
動画は5分44秒もあり、詳細にパーツの比較・解説を行っています。
英語ですが興味のある方はこちらをどうぞ。【追記】アップルの申し立てにより削除されたもようです。
動画をみる限りパーツに精度・整合性がみられ、いわゆるコピー商品のパーツではないようです。
しかしながら、これまでのiPhoneのモデルサイクルでは、次期モデルが発売されるまであと半年ほどあり、生産に入るには時期尚早な感が否めません。
よってこのパーツは、
- 「iPhone 5」のプロトタイプ
- 噂されているVerizon向けのCDMAモデル
- アンテナ感度問題を改善した「iPhone 4.5」
のいずれかと考えるのが妥当ではないでしょうか。
Global Direct Partsは、来週にも液晶やマザーボードなどについて続報を行うとしており、それによって真偽が判明するかもしれません。