アップルが日本時間2日午前2時から開催したスペシャル・イベントのまとめ、「その2・iPod編」に続き、「その3・iTunes/Apple TV編」です。
iTunesは、音楽のダウンロードが117億回、TV番組は4億5千万回、映画が1億回と、エンターテイメント・コンテンツ配信のスタンダードになった。
そして今回、メジャーアップデートを行い、iTunes 10を公開。
iTunesは来年で誕生10周年を迎えること、また米国ではiTunesがCDの販売を上回るため、CDをあしらった現在のアイコンから、新しいデザインに変更。
iTunes 10には、TwitterでもFacebookでもない、新しいソーシャル・ネットワーク機能「Ping」を追加。
大量にあるタイトルの中から音楽を発見するための機能で、フォローしたり/フォローされたりすることができる。
音楽についてのコメントを書き込むことが可能。
「Ping」は、Mac/PCのiTunesだけなく、iPhone・iPod touchからの使用も可能。
iTunes 10は本日より提供を開始。
そして、予定調和的な「One more thing…」は、
「Apple TV」。
現行のApple TVの抱える問題、ユーザーの求めるものを分析。
ユーザーは、ハリウッド映画、TV番組、HDコンテンツ、低価格、ストレージや同期がないもの、を求めている。
新しい「Apple TV」ではストレージを無くし、手のひらに載る約4分の1の大きさに。
配線もシンプルになり、アダプターの要らない電源、HDMI、Ethernetポートのみ。
Wi-Fiを内蔵しているので、Ethernetケーブルを繋がなくても動く。
TV番組は99セント(米国での価格:日本円で約85円)。コマーシャルはない。
まずは米国の4大ネットワークのうちの2つ、ABCとFOXが番組を提供。
リモコンが付属し、画面の操作もシンプル。
映画レンタルのNetflix、YouTube、Flickr、mobilemeのコンテンツも視聴可能。
価格は$99(約8,500円)。
米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアで4週間後に発売。日本についての言及はなし。
今回イベントの様子がライブで世界に配信されたのは、ストレージを持たずストリーミングでコンテンツを観る新Apple TVの宣伝・テストを兼ねていたことが考えられます。
ライブで配信されているにも関わらず画質が非常に高い印象でしたが、途中何度が映像・音声が途切れることがあり、なんらかのトラブルが発生した可能性があります。
イベントのハイライトを駆け足で振り返りましたが、じっくりと観たい方は、アップルが公開すると思われる録画をご覧下さい。