毎日コミュニケーションズから発売されている、開発者向けの書籍『そのまま使える iPhoneアプリプログラム
』を評価用に頂きました。
iPhoneアプリの開発についての解説書は既にかなりのタイトルが出版されていますが、本書は豊富なサンプルコードを中心に、プログラミングのノウハウを提供しているのが特徴です。
既にサンプルでアプリを何本か作成したことがあり、より本格的な作品を目指す中級レベルの開発者の方を主な対象としています。
執筆は、App Storeで人気を集めるアプリの開発に多く携わった、畑桂輔氏と岸川克己氏による共著。
Part 1は、『CRYSTAL DEFENDERS
』や『ソングサマナー
』をはじめとする大作に関わった畑氏が、OpenGLやマルチメディア制御について様々なテクニックを紹介しています。
Part 2では、『LCD Clock
』『テレビ番組表
』『英辞郎 on the Web
』など、iPhoneユーザーならば必ず目にしたことのあるヒット作を開発した岸川氏が担当しています。
人気アプリで実際に使われているノウハウをサンプルコード付きで解説しています。
サンプルプログラムが実際に動作している様子をまとめた動画がこちら。
以下が目次です。
350ページを超えるボリュームで項目も多いため気になった部分を抜粋しています。
- Part 1
- 01 OpenGL ES テクニック
- 01-2 テクスチャ付きポリゴンを表示するには?
- 01-5 ポイントスプライトを使うには?
- 01-8 マスク画像を使ってテクスチャを抜くには?
- 02 ムービー制御
- 02-1 ムービーの制御を行うには?
- 02-2 ムービー再生中に独自のボタン等をオーバーレイ表示するには?
- 03 iPod ライブラリ制御
- 03-2 楽曲の情報を取得するには?
- 03-3 楽曲のアートワークを取得するには?
- 03-7 オリジナルの楽曲選択画面を作るには?
- Part 2
- 04 巨大な画像をタイリング表示する
- 04-4 タイリング機能の実装
- 05-6 タイリング描画処理を実装する
- 05 日付を表示するカレンダーアプリを作成する
- 06 iPhoneのホーム画面風のアプリを作成する
- 07 地図にルート案内を表示する
- 07-5 JavaScript のコールバックをObjective-C側に通知する
- 07-7 ルート案内を行うアプリケーションを作成する
- Appendix
- 01 JavaScriptのデバックログを出力する
- 03 和暦を表示する
- 04 UITableViewCellのカスタマイズ 基本と応用
- 06 リファクタリングを使ったクラス名変更
iPhoneの開発に関する全てを網羅することを目指している訳ではなく、この世界に初期の頃から関わってきた著者らが蓄積してきた実践的なノウハウがまとめられています。
自分が作りたいアプリに応用できるサンプルコードが見つからなくても、参考になるトピックを少なからずあるのではないでしょうか。
App Storeでの公開を目指している方や、本格的なアプリを開発したい方は、目を通してみる価値があると思います。
製品名 | そのまま使える iPhoneアプリプログラム |
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出版社 | 毎日コミュニケーションズ | ||
価格 | 3,280円 + 税 |
読者プレゼント
毎日コミュニケーションズ様のご好意により、本書『そのまま使える iPhoneアプリプログラム
』を3名様にプレゼントいたします。
応募方法:当サイトのTwitterアカウント @touch_lab をフォローして頂き、
“そのまま使えるiPhoneアプリプログラム 希望”
とツイートしてください。応募はお一人様1回まででお願い致します。
締切: 2010年7月25日(日) 24時
抽選:
厳正なる抽選を行い、当選者をTwitter上で発表。 @touch_lab
から当選者にご連絡し、住所等の確認後に発送致します。