時差ぼけを短期間で解消するプログラムを作成してくれる『Jet Lag Fighter』-今日のアプリ第543回


icon
icon
screen

仕事や休暇で海外に渡航した際、「時差ぼけ」で悩まされた経験はないでしょうか。

時差ぼけ(jet lag)は、現地の時間と体内時計のズレによって起こり、夜に寝られず日中は眠気に襲われる、という辛い症状が続きます。

このiPhone・iPod touch向けアプリは、専門家が考案した時差ボケ解消プログラム(セラピー)を個人に合わせて作成し、体内時計を短期間で現地時間に調節することを助けてくれます。

時差ぼけ」は現地時間との差が4時間以上あるときに起きるとされ、西よりも東へ移動する場合に症状が重くなるそうです。

現地時間に慣れるまでにかかる日数の目安は、西に移動する場合で時差1時間につき1日、東の場合は1時間につき1.5日といわれています。

そのため、短期の出張や旅行では、自然に解消することを待っている間に帰国することになってしまい、滞在期間中ずっと調子が悪かった、ということにもなりかねません。

アプリの「Learn」の中に音声(英語)による時差ぼけの基礎知識収録されています。アプリの利用に必須ではないので、スキップしても差し支えありません。

時差ぼけへの対応力は年齢や健康状態によって左右されるため、まずは「Profile」でそれらの基本的情報を入力しておきます。

app_travel_jetlagfigter_1.jpg app_travel_jetlagfigter_2.jpg

旅行に出発する前に、「Trip」で出発地、到着地、フライトの情報などを入力しておきます。帰国の予定が分っている場合は、そのフライトの分も入力。

時差ぼけを解消するための方法(セラピー)は大きく分けて、

  • Light exposure – 光(日光)にあたる時間を調節する
  • Seelp adjustment – 出発前に寝る時間を現地にあわせる

の2種類があり、そのどちらかを選択できます。

効果および実行の難易度から、前者がおすすめです。

app_travel_jetlagfigter_3.jpg app_travel_jetlagfigter_4.jpg

情報を入力すると、自動的に時差ぼけを解消するためのセラピーが作成されます。

本体を横にすると、時差ぼけを解消するまでの予想がグラフで表示されます。(横軸=日数、赤い線=プログラムなし、紫の線=プログラムあり)

app_travel_jetlagfigter_5.jpg

Activities」のセクションで、毎日の行うプログラムの内容、進捗などを確認できます。

明かりを避ける時間(Avoid light)と積極的に浴びる時間(Get light)の2つに従って行動し、実際に行った時間を記録しておきます。

また、実際に寝た時刻、起きた時刻、昼寝の時間などを入力することで、「Alertness(油断のなさ)」をゲージで表示。自分の時差ぼけ程度が分るため、車を運転する際などの目安になります。

app_travel_jetlagfigter_6.jpg app_travel_jetlagfigter_7.jpg

記録した内容は、グラフに点線として現れます。

この場合は(シミュレーションです)は、ほぼ計画通りに時差ボケを解消できたようです。

app_travel_jetlagfigter_8.jpg

仕事にせよ旅行にせよ、せっかく海外を訪れたのですから、現地での時間を有効使いたいものです。

「転ばぬ先の…」ではありませんが、海外旅行の際には試してみる価値がありそうです。

タイトル
Jet Lag Fighter
icon
カテゴリ App Store > 旅行
開発 Mental Workout LLC
対応機種 iPhone・iPod touch
価格 230 円