スカイプが、同社のiPhone向けアプリ『Skype
』を、3G回線での通話に対応させるアップデートを準備していることを明らかにしています。[soruce: Skype Blogs]
先週アップルが、これまでiPhone向けのVoIPアプリに課していた3G回線での通話に対する制限を緩和したことを受けたもので、次回のアップデート対応するようです。
VoIP(Voice Over IP)は、一般の電話回線ではなく、データ通信網(インターネット)を利用して音声・映像による通話を可能にする技術で、通話料を大幅に削減、または無料にすることができます。
なかでもスカイプは、世界最大のユーザを擁するサービスプロバイダで、日本でも個人での利用、企業への導入が広がっています。
Skype Blogs によると、iPhone向けアプリのアップデートは、3G回線で制限を外すだけでなく、スカイプユーザー間の通話をCD音質にする「Wideband Audio」というコーデックを採用するとしています。
アップデートのリリース時期は明らかになっていませんが、「ユーザー間は無料、一般電話・携帯電話が格安」となるスカイプがどこでも利用可能になることは、iPhoneユーザーにとって大きなメリットとなりそうです。
スカイプは既に3G回線で利用可能
実はこれに先立ち、先週のポリシー変更にいちはやく対応した無料のVoIPアプリ『fring
』を使うと、現在でもiPhoneの3G回線でスカイプを利用することができます。
「More」にあるアドオンという機能を使いスカイプにログインすると、3G回線で通話及びビデオ(iPhoneは受信のみ)が可能になります。
アップルがこれまでVoIPアプリをWi-FIに制限してきたのは、通話料収入が大きく影響を受けるキャリアへの配慮と考えられますが、「Nexus One」をはじめとする他の端末と比較で見劣りしないよう、調整が迫られているという事情があるのかもしれません。
OSの時期メジャーアップデート「iPhone OS 4.0」でバックグラウンド処理に対応するという噂もあり、将来的にはスカイプの待受も可能になる日が来るかもしれません。
タイトル | Skype |
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カテゴリ | App Store > ソーシャルネットワーキング | ||
開発 | Skype | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 無料 |