小学館の、iPhone・iPod touch向け国語辞典『デジタル大辞泉
』がアップデートをリリースしています。
iPhone向け国語辞書では初となる”手書き文字入力“ほか、書籍版と同じフォントを採用するなど、大幅な機能追加・改良が行われています。
『デジタル大辞泉
』は、23万語以上の項目を収録した本格的な国語辞典。言葉の引きやすさ・収録されている項目の新鮮さとで、より実用的な国語辞典として支持されているアプリです。
昨年末の発売からアップデートを重ね、バージョンが4.0となった今回は、今まで以上に機能・改良が加えられています。
今回のアップデートの最大の特徴は、やはりiPhoneの国語辞典としては初となる「手書き入力」に対応したことです。
単体で販売されている電子辞書に多く搭載され、読めない漢字を調べるときに重宝します。
パナソニック開発の手書き入力エンジンを搭載し、認識の速度・精度が高く、指で文字の1画1画を書いている瞬間から候補の漢字がリアルタイムで絞り込まれていきます。
もうひとつの大きな改良は、辞書本文中のフォントを書籍版と同じ「凸版明朝体」の採用です。
この書体は、日本語美しく表現すると同時に、紙の辞書と同じ読みやすさを実現しています。
『デジタル大辞泉
』とほかの辞書を比較した際に、大きな違いとなるのが収録されている項目の鮮度です。
古くから変わっていないと思われがちな日本語も、時間ととものに意味が変化し、また日々新しい言葉が生まれています。
今回のアップデートでは、2,300もの新しい項目を追加。8,000の項目で修正が加えらています。
辞書で言葉を調べる際に、載っているはずの項目が見つかないことがよくあります。
清濁音(「バ・パ」など)、拗促音(「っ・ゃ」など)の入力、記憶違いなどによって別の言葉として認識されてしまうためです。
このアプリは、そのような表記の揺れ、バリエーションにも対応し、調べたい言葉を探すことができます。
日本語の美しさを堪能するための付録として、収録語をランダムに表示するスクリーンセーバー機能を搭載。
2,600点収められた関連画像を表示させることも可能です。
すでにご存じの方も多いと思いますが、数々の有名アプリを手がけるHMDT株式会社が開発を行っています。
昨日銀座のアップルストアで開かれたイベントで、小学館の板倉氏、HMDTの木下氏のトークショーを聞くことができました。
板倉氏の辞書にかける思いからくる高い要求と、それに応えた木下氏のコラボによって、ここまで完成度を高めることができたようです。
既存ユーザーへのアップデートは無料。インストールには540MB以上の空き領域が必要となります。
タイトル | デジタル大辞泉 |
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カテゴリ | App Store > レファレンス | ||
開発 | 小学館 | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 2,000円 |