オランダのユーザーが、iPhone 3Gが発火し助手席のシートが燃えたと、主張。証拠とされる写真を公開しています。[source: iPodNN]
このユーザーによると、iPhone 3Gを助手席に残して車から離れ、2,3分後に戻ると車内がが黒い煙で充満していたそうです。
このiPhone 3GはBELKINのハードケースに入れられ、スタンバイ(スリープ状態?)になっていたとのこと。
なお、充電は行われておらず、周囲に見えるケーブルはヘッドフォンのものと思われます。
下の写真は無惨な姿になったiPhone 3Gを拡大したもの。
この時期の車内はかなり高温になるものですが、「2,3分の間」という彼の主張を信じるとすれば、それほど温度は上昇していなかったと考えられます。
下は煙が残っている車内の様子。フロントガラスにススのような跡が残っているのが確認できます。
事件のあと、AppleとキャリアのT-Mobileへ連絡したものの、両社とも責任を認めていないとのことです。
モバイルデバイスの発熱や発火のケースはこれに始まったことではなく、iPhone・iPodも例外ではありません。
これまでにも、iPhone 3Gの熱でやけどを負ったケースや、Dockコネクタから発火したケース、などがレポートされています。
賠償金目的で事故を偽装することも考えられますが、製品に欠陥の可能性がある場合は、十分な調査および情報の開示をしてもらいたいものです。
また、iPhoneには、デバイスの温度の異常な上昇を防ぐため、一定の温度を超えるとこのような画面が表示される安全機構があるそうです。
とはいえ、車内へ放置したり、気温が高い場所で連続使用・充電などは、万一のことを考えて十分注意した方がよさそうです。