キズ・衝撃から守る「ハードケース」と「外部バッテリー」の2つの機能をもつ『Juice Pack Air for iPhone
』を購入してみました。
先日レビューした『Mophie Juice Pack』のシリーズ製品で、全体をカバーすることでケースとしての機能のアップしたほか、厚みを抑えてよりスタイリッシュなデザインになっているのが特徴です。
iPhone 3Gのような豪華なパッケージで、バッテリーの充電とiTunesとの同期ができるUSBケーブルが付属します。
Apple Storeでは、今回購入した「ホワイト
」の他、「ブラック
」「パープル
」の全3色が販売されています。
充電用のバッテリーは背面にあり、ケースの内側下方のDockコネクター(オス)からiPhone 3Gへ給電されます。
バッテリーの分だけ厚みが増し、コネクターによって全長が伸びている他は、普通のハードケースと変わらないデザインです。
『Mophie Juice Pack』の表面はマット(ツヤ消し)だったのに対し、光沢のある表面を採用。上部で2ピースに分かれる構造になっています。
iPhone 3Gを装着したみたところ。
ケースと本体の間に隙間がありません。操作の妨げになる液晶面への出っぱりも最小限です。
背面からみたところです。カメラ用の切り込みの深さから厚みが想像できるかと思います。
下(写真奥)にある4つの点は、バッテリーの残量・充電状態を表すLEDです。
音量調節は問題なくできますが、サウンドオン・オフボタン(マナーボタン)へのアクセスが多少使いづらく感じました(写真上)。
スピーカーとマイクの部分には隙間があり、ケースを装着したままでも問題なく音を聞いたり通話をすることができます(左下)。
本体下の部分には、iPhone 3Gへの給電を制御するON/OFスイッチ、充電・同期を行うケーブルの差し込みがあります(右下)。
リチウムポリマーを採用したバッテリーの容量は1,200mAhあります。薄くなったとはいえ、1,800mAhの『Mophie Juice Pack』の3分の2の容量に減ったのは残念です。
iPhone 3Gを完全に放電した状態からのテストでは、約80%まで充電することができました。つまり、本体のバッテリーでの駆動時間を約1.8倍に延ばすことができます。
厚さを比較するため、iPhone 3Gと並べてみました。
iPhone 3Gの厚さが12.3mmなのに対し、ケースは19mm。約1.5倍の厚みとなります。
『Mophie Juice Pack』と比較すると、3〜4mm薄くなっていることが分かります。あまり違いが無いようにも見えますが、持った感触やポケットに入れた際にその差にかなりの違いとなって感じられます。
実は今回のテストでケース上部を取り外す際、iPhone 3Gのサウンドオン・オフボタンを損傷してしまうという事故がありました。
iPhone 3Gにピッタリのサイズでかなりタイトなため、力を入れて勢いよくケースを外そうとした時に、ボタンに引っかかったようです。
Apple Storeのジーニアス・バーに相談してことなきを得ましたが、くれぐれもご注意ください。
後になって気付いたのですが、ケースを取り外す際にスイッチをオフの状態にし、ボリュームボタンと1列に並んだ状態にしておくと引っかかりませんでした。
ケースに入れたまま充電・同期ができるので、あまり取り外すことはないかもしれませんが、ぜひこの点に注意してください。
まとめ
ケースと外部バッテリーに一体感があるため、使っているうちに重さ・厚さに慣れて違和感が無くなってきます。この感覚がほかの製品にはない魅力かもしれません。
よい点
- ケースとバッテリーが一体化している
- ケースに入れたまま充電・同期が行える
- LEDでバッテリー残量を確認できる
- 同様のケース・バッテリーよりも薄型
- Appleの「Works with iPhone」認定
気になった点
- 容量が1,200mAh
- ケースの取り外し時に注意が必要
製品名 | Juice Pack Air for iPhone |
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販売元 | フォーカルポイントコンピュータ | ||
容量・充電サイクル | 1,200mAh / 約500回 | ||
対応機種 | iPhone 3G, iPhone 3GS | ||
サイズ・重量 | 66 x 124 x 19 (mm) / 約65g | ||
定価 | 9,800円 |