今ではスーパーで買ってくるのが当たり前となったキノコ類も、ほんの数十年前までは、山に分け入って採ってくるということが普通だったのかもしれません。
そういった習慣が無くなるとともに、食用と有毒なものを見分ける知恵が失われいくのもちょっと寂しい気がします。
今日紹介するアプリ『日本のきのこ 基本50種
』は、キノコの種類を判別したり、知識を深めることができる図鑑アプリです。
初心者向けに、日本でよく見かけるキノコのうち、食用38種、有毒12種の計50種を収録しています。
見つけやすく、有毒なものと混同する危険の少ない、基本の食用のキノコが38種収録されています。
それぞれのキノコには、特長や見分け方などの詳細な解説と写真が2枚付いています。
写真のうち1枚は、そのキノコが自生している状態を写したもの。実際にどのように生えているかをみることができます。
2枚目は傘の裏や断面など、様々な角度から撮影した写真。ピンチアウトで拡大し、より細かな特長を確認することが可能です。
食用のキノコの中に、このような見た目がヤバいキノコがありました。見つけたとしても食べるには勇気が要りそうです。
目の前に調べたいキノコがある場合は、メニュー画面をスクロールしながら探すと早いかもしれません。
毒キノコは12種類を収録。食用と間違えやすいもの、毒性の強いものなどの基準で厳選しているようです。
「カキシメジ」は、秋に松林などでよくみられるそうですが、みかけによらず毒キノコとのこと。
「毒性マーク」は多いほど毒性が強く、「発生量」はよく見られるものに多くつけられています。
「識別」はアイコンは簡単はものほど多くついています。「カキシメジ」の識別はやや難しいようです。
この図鑑で調べて実際に食べるかどうかは別にしても、キャンプや散策などに出かけた際に種類を調べるのに活躍しそうです。
また、解説の文章が平易で面白く、図鑑としてはもちろん、読み物としても楽しむことができます。
App Storeのレビューで低い評価をみかけましたが、適度な情報量とリーズナブルな価格設定を考えると、図鑑アプリのお手本となるタイトルではないでしょうか。
タイトル | 日本のきのこ 基本50種 |
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カテゴリ | App Store > レファレンス | ||
開発 | SHOGAKUKAN INC. | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 230 円 | レーティング | ★★★★★ |