12月3日から受注開始された『Apple In-ear Headphones with Remote and Mic
』が届いたので、早速試してみました。
対応機種は、第2世代iPod touch、第4世代iPod nano、iPod Classic 120GBの3モデルのみとなっていますが、iPhone 3Gでの利用も検証してみましたので併せてどうぞ。
このヘッドフォンは、左右それぞれに高音域と低音域の2つのドライバー(バランスドアーマチュア方式)を内蔵、高音質を目指すとともに、右耳用のケーブルの途中には、音量/再生・停止/早送り・巻き戻しが可能なリモコンとマイクを内蔵しています。
これまで”アップルのヘッドフォン”というと、あまり音質が期待できないという印象でしたが、この製品は次のように説明されています。
新しいApple In-Ear Headphones with Remote and Micは、限りなくクリアで正確なオーディオを追求して設計されました。今まで聴き逃していた音の細部にいたるまで、余すところなく聴くことができます
とにかく豪華なパッケージ
ヘッドフォンとしては中〜高級なジャンルに入るためか、外装や内箱をはじめパッケージがとにかく豪華です。
ヘッドフォンはキャリングケースとして使える3角形のフタ付きのケースに収められています。(下の写真はフタを取ったところ)
シリコン製のイヤーチップは、大・中・小の3種類が付属し、大と小はこれもまたかわいいケースに入っています。
本体部分(Rと書いてあるところ)は、iPhone 3GやiPod touchに付属しているヘッドフォンに比べ、かなり細くなっています。
そのためイヤーチップ(中)が大きく見えますが、実際にはそれほど大きくないサイズで無理なく耳に入れることができました。
イヤーチップを外すとステンレス製のカバーが姿を現します。この中に高低2つのドライバーが内蔵されています。
音が出る部分は取り外し可能なステンレス製のメッシュで保護され、ホコリなどの進入を防ぐようになっています。
メッシュのカバーは予備が2つ付属。簡単には取れないので紛失することはないと思いますが、汚れが酷くなってきた際の交換に使えます。
リモコンのプラスとマイナスのボタンで音量の調節、中央のボタンは、1回で再生・停止、2回で次の曲へ早送り、3回で巻き戻しができます。
裏面にはメッシュで覆われた小さなマイク用の穴があります。
左耳のケーブルには、ヘッドフォンを束ねる際に便利な”留め具”がついています。リモコンがついた右側ケーブルは着脱できるような工夫が施されています。
細かい点ですが非常に便利なので、iPhone 3Gに付属するヘッドフォンにも付けて欲しかった機能ですね。
肝心の音質は?
まず耳へ入れた感触ですが、シリコンチップが薄くて柔くすんなりと入り、圧迫感もなくフィットする印象です。耳の奥までしっかりと入れると外部の音がかなり遮断されます。
外耳道に直接触れているため、ケーブルの振動や衣服に擦れる音を拾ってしまいます。これはインイヤー式の構造上、仕方のないことかもしれません。
音響の専門家ではないので音質について評価する立場にないのですが、iPod付属のイヤフォンに比べると、明らかに低音がしっかりと出ているのが分かります。高音も解像度が増している印象です。
iPhone 3Gでも使える?
iPhone 3G付属
のヘッドフォンも音質が決して良くないため、このヘッドフォンをiPhone 3Gで使えるか試してみました。
残念ながらボリューム・コントロールには対応していませんでしたが、その他の機能は使用できました。とりあえず使えたというだけで、アップルの公式なサポートではありませんのでご注意ください。
初代iPod touchは当然ながら(?)音楽の試聴のみ可能でした。
音楽視聴 | 再生・停止 早送り・巻戻し |
ボリューム | 録音 | 着信応答 終了 |
|
第2世代 iPod touch |
○ | ○ | ○ | ○ | ー |
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iPhone 3G | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
初代 iPod touch |
○ | × | × | × | ー |
まとめ
リモコンやマイクが使えるため、第2世代のiPod touch付属のヘッドフォンに満足していない方には、おすすめしたいヘッドフォンです。
iPhone 3Gの場合は、対応機種ではないこと、ボリュームのコントロールが非対応なことから、様子を見た方が良いかもしれません。
製品名 | Apple In-ear Headphones with Remote and Mic |
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販売元 | Apple | ||
定価 | 9,400 円 |