iPhoneのマイクに息を吹いて演奏するソーシャル・オカリナ｢Ocarina｣ – 今日のアプリ第287回

11/07/2008

ピアノからハーモニカまで、App Storeには実に沢山のバーチャル楽器が登録されています。

その中でも、今日のアプリ『 Ocarina
』はiPhoneでオカリナを演奏にとどまらず、それを世界のユーザーと共有するという点がユニークなアプリです。

アイコンを見て気付いた方も多いかと思いますが、あの『 Sonic Lighter
』を生んだSmuleが開発し、世界中の利用者がリアルタイムで描かれる地球儀が、このアプリにも採用されています。

GPSを使って地球議上にプロットするため、アプリの起動時に位置情報を確認するプロンプトが表示されます。

画面に表示された4つの穴を指で塞ぐことで音階を出します。

下の動画のように指で穴を押さえつつ、iPhoneのマイクに向かって息を吹きかけると音ができます。

音階の出し方はヘルプ内に説明がありますが、”ドレミファソラシド”を弾くだけもかなり練習が必要だと思います。

オカリナには名前を付けることができ、その名前で世界中のユーザーに共有されます。

このアプリの”キモ”である地球儀風の表示では、自分と同じようにオカリナアプリを利用しているユーザーが点としてリアルタイムで描かれます。

演奏しているユーザーがランダムにピックアップされ、その演奏を聴くことができます。

北米には多くのユーザーが確認できましたが、日本は平日(金曜)の午前中で、iPhoneでオカリナを吹いているような暇(?)なユーザーは殆どいませんでした。

ひとりでオカリナを演奏していてもあまり楽しくありませんが、今まさに世界で同じようにiPhoneでオカリナに挑戦しているユーザーが居ることが視覚化されることで、不思議な連帯感が生まれます。

地球儀のモードで他のユーザーの演奏(練習)を聞いているだけでも、なかなか楽しむことができるアプリでした。