英語の辞書が多数登場するなか、国語辞典の登場を待っていたユーザー方も少なくないと思います。
ポータルサイトなどで無料辞書が使える時代に逆行するようですが、Safariを起動したり、ページ遷移の待ち時間など考えると、アプリ化された辞書の方が圧倒的に便利なのも事実です。
今日のアプリ『デジタル大辞泉2009i
』は、小学館の大国語辞典「大辞泉」を丸ごと収録した大国語辞典です。
知らない言葉に出会ったときはもちろん、意味や用法に不安があるときの確認など、いつも手元にあるiPhone・iPod touchでさくっと調べることができます。
この『デジタル大辞泉2009i
』の特長は、
- 23万語(書籍版は約3,000ページ)をコンパクト持ち歩ける
- 古典的な日本語だけでなく、新しい言葉も収録
- 最新のデータへ2回まで無料でアップデート可能(1年以内)
- 言葉で遊べるゲーム(難読語・クロスワード)を収録
- 和風テイストでシンプルな画面デザイン
検索方式は前方一致、部分一致に対応。しかも後から切換えが可能です。
インクリメンタルサーチ機能で入力途中に候補がどんどん絞り込まれます。データ量が多いにも関わらず検索も思いのほか高速です。
解説文の文字サイズは3段階で調整が可能。文中にあるリンクをタップしてその語句の解説にジャンプできるので、分からない言葉を掘り下げて調べていくことができます。
本体を横にすると画面の向きもあわせて変わります。インデックス(検索候補)を横に表示しつつ、語句の解説を読みたい場合に便利です。説明画面を広くしたい場合はインデックスを隠すことも可能。
他の辞書アプリに無い機能で面白いのは、「難読語」と「クロスワード」の2つのゲームを搭載している点です。
クロスワードは自動生成され、何度遊んでまず同じパズル面に出くわすことはないそうです。個人的にはこういう所に力を入れているところが好印象です。
「難読語」はクイズ形式で難解な感じが出題されます。国語能力が低い私には難易度が少し高めに感じられました。答えが分からなくても”辞書で検索”をタップすれば説明を見るので勉強にはなりますが。
実はこのアプリを触るまで「大辞泉」のことを知らなかったのですが、使ってみると見出しが豊富なだけでなく解説語が古くさくないので便利でした。
また、辞書は収録されているデータが重要なのはもちろんですが、アプリの造り込み方次第で使い勝手は大幅にちがってくることも実感しました。
開発元を調べてみると「駅探エクスプレス」のHMDTさんでした。ちょっと納得。
タイトル | デジタル大辞泉2009i |
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カテゴリ | App Store > レファレンス | ||
開発 | SHOGAKUKAN INC. | ||
対応機種 | iPhone・iPod touch | ||
価格 | 2000 円 | レーティング | ★★★★★ |