道路交通法が改正され、運転中の携帯電話使用が禁止されてしばらく経ちますが、いまだに携帯片手にハンドルを握っているドライバーをみかけることがあります。
私自身も運転中に着信があると、誰からの電話か気になって画面を見たくなったり、電話に出たくなったりすることがよくあるため、iPhoneで使えるハンズフリー・キットを『Bluetooth ソーラーパワー・ハンズフリーCarKit LBT-HF110C2
』を購入してみました。
運転中の携帯電話使用について
携帯電話を運転中に使用すると違反になることは広く知られていますが、誤解も多いのでFAQ形式でまとめてみました。
Q1. そもそも何が禁止されているの?
A1.平成16年に施行された改正道路交通法では、運転中の携帯電話等の使用について以下の行為を禁止しています。
- 手に保持して通話のために使用すること
- 画像表示用装置を手で保持して、表示された画像を注視すること
つまり、通話だけでなく、メールを見たり、着信画面を確認することもこの行為に入る可能性があります。
Q2. 違反した場合の罰則規定は?
A2. 違反行為によって道路において危機を生じさせた場合は、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金。違反行為そのものは5万円以下の罰金。行政処分は普通車で6,000円の反則金と減点1点となります。
Q3. iPhoneのスピーカーフォン機能を使えばOK?
A3. スピーカーフォン機能を使えばiPhoneを置いたままで通話が可能ですが、通話の開始・終了の際に画面を見て操作するため、上の違反行為に入る可能性があります。
Q4. iPhoneのヘッドフォンで着信に応答するのはOK?
A4. 運転中のヘッドフォンの使用については、条例で禁止している都道府県があるようです。また、サイレンやクラクションなど、周囲の音が聞こえにくくなるため、安全上好ましくありません。
Q5. ハンズフリーキットがOKな理由は?
A5. 警視庁のサイトによると、ハンズフリーキットを併用した携帯電話の利用は規制の対象外、との記述があります。ハンズフリーキットの使用は奨励されている訳ではなく、あくまで”違反にならない”程度だと認識しておく必要があります。
ソーラーパワーで完全ワイヤレス
パッケージには、
- ハンズフリーカーキット本体
- 充電用シガーチャージャー
- 充電用USBケーブル
- 専用ホルダー
- その他(説明書、吸盤、両面テープなど)
が含まれています。
本体の上下面は光沢のある黒、サイドはシルバーで高級感のあるデザインです。
本体上面は、大きな操作ボタン(通話ボタン)があるだけでとてもシンプルです。
サイドに音量を調節するボタンとマイクの穴があります。
写真では影になって映っていませんが、充電用のブラグ差し込みがあり、約2時間の充電で、待受が最大700時間、連続通話が最大12時間行うことができます。
また、充電用チャージャーはUSBのコネクタなので、USBケーブルを挿せば、車内でiPhone 3Gの充電も可能です。
このハンズフリーキットの大きな特長が、本体の底面にある太陽電池です。
他の製品では電源ケーブルの取り回しに苦労しますが、この『ハンズフリーCarKit LBT-HF110C2』は太陽電池で充電ができるため、完全ワイヤレスでダッシュボードに置くだけで使用することができます。
十分な日光が3時間当たれば最大30分の通話。フル充電には30時間かかりますが、最大で12時間通話が可能です。よほど運転中に通話する人でないかぎり、太陽電池のみの充電で間に合いそうです。
もちろん、日光が当たらない場合などは付属のチャージャーで充電ができます。
大きさはiPhoneを2まわり小さくしたくらいで非常に軽量です。また、厚さもあまり無いので、ダッシュボードに載せていてもジャマになりません。
iPhone 3GのBluetoothを活用
音楽再生に使えない為あまり注目されていませんが、iPhone 3GにはBluetoothの通信機能が内蔵されています。
『ハンズフリーCarKit LBT-HF110C2』との接続はこのBluetooth機能を使います。
Bluetooth機器の接続は、初回のみ”ペアリン