iPhoneで陶芸が楽しめるバーチャルろくろ｢Pottery Wheel｣ – 今日のアプリ第254回

09/23/2008

バーチャル・ビール、ペット、サイコロ、蚊取り線香など、「バーチャル（仮想）」というキーワードが、iPhone向けアプリの特徴のひとつです。

今日のアプリ『Pottery Wheel
』も、その名のとおりiPhoneでろくろのを再現したアプリです。

ろくろの上で回転する粘土を指先で自由に整形、自分だけの作品を作ることができます。しかも手や洋服を汚す心配もありません。

誰しも一度は挑戦してみたい”ろくろ”による陶芸は、きっかけが無いとなかなか試す機会を作るのが難しいですが、このアプリなら手軽に”陶芸”の気分を味わうことができます。

粘土を整形するには、画面を指で上下にスライドして力を加える位置（上下）を決め、左にスライドすると粘土を押し、右にスライドすると引っぱることができます。

ろくろ上の粘土は、はじめから中身のくりぬかれた円筒上をしています。これにタッチパネル上で、押したり引っ張ったりしながら整形をしていきます。

実際のろくろも上手くなるまでに練習が必要ですが、このバーチャル・ろくろもなかなか思いどおりにはいきません。

粘土の色は８種類の中から選ぶことができますが、やはりグレーや黄土色などがしっくりくるようです。

失敗しても”Undo”することができないので、最初からやり直しとなります。

出来上がった作品は、専用の棚に保存・展示しておくことができます。一度棚に入れると消すことが出来ないようなので、気に入ったものだけ保存しましょう。

アイデアが秀逸ですが、棚への保存のなどで細部の造り込みが甘いところがあります。

粘土色の選択などといった機能追加よりも、今後のアップデートではその辺りを改善してもらうと、自信を持っておススメできるアプリになりそうです。