iPhoneをワイヤレス・マウスとして使える 「Air Mouse」 – 今日のアプリ第248回

Air Mouse以前紹介した『iClickr PowerPoint Remote』は、Wi-Fiを利用して、iPhoneをパワーポイントのリモコンとして使うというアプリでした。

パワーポイントの操作に特化した優れたアプリですが、パワーポイント以外の操作はPCから行う必要がありました。

Air Mouse

今日紹介する『Air Mouse
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』は、iPhone・iPod touchをWi-Fiを使ってワイヤレスマウス化するもので、あらゆるアプリケーションやPCの操作を離れた場所から行うことができ、より汎用性が高いアプリということができます。

そして最大の特徴は、iPhoneの加速度センサーを利用してマウス・ポインターをコントロールする、”Motion Sensing Air Mouse”、という機能です。

本来感知できないはずの”iPhoneの移動”を、加速度センサーの入力から推測、あたかもiPhoneの動きに合わせてマウスポインターを操作しているような動作をします。

ワイヤレス・マウスポインターだけでなく、

  • マウスの左右ポタン
  • 画面のスクロール用Pad
  • タッチパッドとして使うモード
  • キーボードからの入力

にも対応しています。

使用するには、あらかじめPCにホスト側となる専用アプリケーション(無料でダウンロード可)をインストールしておきます。現在はWindows Vista/XPのみの対応で、Mac用は近日リリースされるとのことです。

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サーバー・アプリケーションに表示されたIPアドレスとポートを入力すると接続が開始されます。

残念ながら、Wi-FiのAd-Hoc接続には対応していないので、Wi-Fiルータのある場所でしか使用できません。

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”Motion Sensing Air Mouse”のモードでは、iPhoneを移動させると、それに合わせてPC上のマウス・ポインターが移動します。

ポインターの移動をするときは、画面中央上にボタンを押したままにします。

左右のスペースはそれぞれ左ボタン・右ボタンとして機能し、中央下の上下の3角は押し続けると画面のスクロールができます。

キーボードによる文字入力にも対応しています。

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画面右上のアイコンをタップすると、”Touch Pad”モードに変更することができます。

このモードでは、画面上のスペースがラップトップPCのタッチパッドのように機能し、指でなぞることでマウスポインターを操作できます。

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”Motion Sensing Air Mouse”モードは画期的ですが、使いこなすまでにはかなりの”慣れ”が必要です。

”Touch Pad”モードで親指を使って操作する方が、違和感なく使うことができました。

あとは、Ad-Hoc接続への対応とMac用のサーバーアプリの開発に期待をしたいと思います。

タイトル Air Mouse
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カテゴリ App Store > ユーティリティ
開発 RPA Tech, INC
対応機種 iPhone・iPod touch
価格 700 円 レーティング ★★★★☆