iPhone・iPod touchで使える外部電源、「SANYO eneloop mobile booster」の使用レポートです。
iPod touchの電池性能は悪くないと思いますが、私がよく”Bluetoothを使ってワイヤレスで音楽を聴きながらWi-Fiでネットサーフィン”、といった使い方をすることもあり、電池はかなり勢いよく減っていきます。
今まで何度も外出先でバッテリー切れになった経験があり、その心配から開放(?)されるために、USB出力付きリチウムイオンバッテリー 『eneloop mobile booster KBC-L3S KBC-L3S』を購入してみました。
SANYO eneloop(エネループ)の特徴
CM等でご存知かと思いますが、「eneloop」シリーズの特徴は、
- 繰り返し(約1,000回)使えて環境にやさしい
- 自然放電が少ないのでイザというときに使える
- アルカリ電池並みの容量
などがあります。
”充電するのが面倒”と敬遠しがちですが、国内で毎年22億本もの電池が捨てられていることを考えると、資源・環境の面からも”使い捨てない”ものを選択したいものです。
私はWiiリモコンなどで一番よく使う単三形のeneloopをたくさん購入しストックしています。初期投資がかかりますが、繰り返しつかえるので地球にもお財布にも優しい製品だと思います。
軽量コンパクトな外部電源
mobile boosterシリーズには、容量・充電方式が違う3つの製品があります。
- KBC-E1S (eneloop 単三形2本使用)給電時間 約70分 100g
- KBC-L3S (リチウムイオンバッテリー)給電時間 約120分 70g
- KBC-L2S (リチウムイオンバッテリー)給電時間 約240分 130g
今回は、持ち歩くことを考えて重さが約70gと1番軽い『KBC-L3S』を選びました。
内蔵されているリチウムイオンバッテリーは専用のもので交換するようには造られていません。
バッテリーの充電は付属のmini USB端子付きケーブルでパソコンのUSB端子から行います。上の写真では影になってみえませんが、反対側にmini USBの差込口があります。
スペック値では完全に充電するのに約7時間、80%までは約5時間となっています。空になっていても、朝会社に着いてから充電すれば帰りまでには終了している、といった感じです。
本体上面の内部に青いLEDが埋め込まれていて、充電池のステータスを確認することができます。充電中は点滅、完了すると連続点灯になります。
充電していないときに本体のボタンを押すと、充電池の残量をチェックすることができます。満タンの場合は連続点灯、残りがあるときは3回の点滅、6回の点滅は充電が必要な状態です。
iPod touchの使用時間を2.5倍に
iPod touchへの充電はtouchに付属しているUSBケーブルで行います。充電のときとは反対側にUSB端子があり、そこへケーブルを挿します。
実際のところどのくらい充電できるのか?を調べるため、簡単な実験をしてみました。
- iPod touchを起動しなくなるまで完全に放電
- 「mobile booster」を接続し、100%まで充電
- 再度完全に放電
- 再度充電
結果は2回目の充電で47%になったところで終了。iPod touchを約1.5回分充電できたことになります。
計算上、フル充電したmobile boosterを併用すると、touchの駆動時間を2.5倍に伸ばすことができます。電池残量の測定は以前紹介したアプリ「Battery Info」を使用しました。
まとめ
カバンに入れて常時携帯していても邪魔にならない大きさ・軽さなので重宝しています。
また、出力がUSBなのでiPod touch以外にも、別途ケーブルを購入することで携帯電話や携帯ゲーム機などの充電にも応用できます。
普段は必要なくても、海外旅行の長いフライトやアウトドアなど、AC電源が無い場所で役に立ちそうです。
商品名: 『USB出力付きリチウムイオンバッテリー KBC-L3S』
本体寸法: W70×H39×D22(mm)
重さ: 約70g
メーカー: SANYO
価格: オープン