Appleが、日本時間の13日未明にSteve Jobs Theaterで開催されたメディア向けイベントで、「Apple Watch Series 3」を正式に発表しました。
その名の通り第3世代となる「Apple Watch Series 3」は、携帯ネットワーク機能を内蔵した「GPS + Cellular」モデルをラインナップし、iPhoneから離れていても通話・通信が可能になっています。
https://youtu.be/jUvD80mNKBM
詳細な機能、モデルや価格などは既に公開されているApple公式サイトで確認するのが早いと思いますが、筆者が注目した点は次のとおり:
- 「Cellularモデル」の追加
- iPhoneと同じ電話番号を使用
- 「Cellularモデル」も「Series 2」と同じサイズ
- 気圧センサーを搭載
- Apple Musicのストリーミング再生
- 文字盤に心拍数を表示可能
- 70%高速化した「S3」チップ
- 「GPSモデル」は8GB・「GPS + Cellular」は16GB
「腕時計に携帯通信が必要?」という声も聞かれそうですが、逆にこれがApple Watchのキラーファンクションになるかもしれません。
Apple Watchはこれまで、基本的にペアリングしたiPhoneと一緒に使用することが前提となっており、エクササイズ・心拍数の計測・通知の表示等を除くと、わざわざ持ち歩く理由がほとんど見当たらず、アプリの対応も広がらない、というジレンマを抱えていました。
新しい「Cellularモデル」によってApple Watch単独での利用シーンが増え、対応アプリの需要も高まる可能性がありそうです。
となると携帯通信の料金プランが気になりますが、iPhoneと同じ電話番号が利用できることと、国内ではNTTドコモ・au・ソフトバンクが対応すること、以外は現時点で判明しておらず、各キャリアからの発表を待つ必要があります(AT&TはiPhoneのプランに10ドル追加との情報あり)。
「Apple Watch Series 3」の価格は、「GPSモデル」が36,800円(税別)から、「GPS + Cellularモデル」は45,800円(税別)からで、注文開始は9月15日(金)から、発売は9月22日(金)となっています。