iPhone 5sの指紋認証機能「Touch ID」は、切り取られた指には反応しないそうです。
「Touch ID」は、ホームボタン内のセンサーでユーザー指紋を読取り、ロック画面の解除やコンテンツの購入時にパスワードの入力を省略できるという便利な機能です。
便利な一方で、汗などの水分やハンドローションなどが付着していると読み間違いが起きる場合がある、といった一面もあるようです。
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それよりも心配されるのが、指紋認証が本当に安全なのか、という点。
映画やドラマなどでも、指紋のコピーを作って認証システムを突破するというシーンをよくみかけます。
しかしながら、指紋認証の専門家によると、Touch IDで使われているRFスキャナーは、生きている人間の指でなければ反応しない仕組みになっているとのこと。
つまり型を取って複製した指や、切り離された指では認証されないことになります。
「切り離される」なんてことはあり得ない気もしますが、海外では指紋認証を搭載したメルセデス・ベンツを盗む際に、所有者の指を切断して車と共に持ち去った事件も実際に起きているそうです。
悪いことをする人達に、「iPhone 5sの認証に切り取った指は使えない」という情報が広まり、悲惨な事件が起きないことを望むばかりです。
iPhone 5sは、9月20日(金)からソフトバンク・au・ドコモの3社で発売されます。