アップルが、Retinaディスプレイに対応した「iPad mini 2 (仮称)」を第4四半期に発売するとの情報が掲載されています。
ソースはKGI Securitiesのアナリスト・Ming-Chi Kuo氏が発行した最新のレポートで、来年にかけてのiPadシリーズに関する情報が報告されています。
同氏によるApple関連のレポートは信頼性が高く、とくに6ヶ月〜9ヶ月先のフォーキャストについては抜群の精度であることが知られています。
今回のレポートによると、第5世代のiPadと第2世代のiPad miniの両モデルが、年内に出荷を開始するとのこと。
下の表は、予想される四半期毎の出荷台数です。
第5世代iPadおよびiPad mini 2は共に新開発の「Apple A7X」チップを搭載。後者は、現行のApple A5からA6(X)を飛び越え、一気にA7Xを採用することになります。
同氏によれば、アップルは当初iPad mini 2を2014年にリリースするとみられていたが、競争の激化を受けて前倒すことにした、とのこと。
iPad mini 2の出荷数は限られるものの、年内にリリースすることで、他社への流出を防ぐという意味もあるようです。
また、レポードでは、非Retinaディスプレイの新しいiPad miniが来年の早い時期に発売されると予想。Apple A6を搭載し、価格を抑えた廉価版という位置づけとなるようです。
iPad miniのRetina版を望む声は多く、年末商戦に間に合せることが重要なことは間違いありません。
アップルは来週9月9日にスペシャル・イベントを開催しますが、昨年のようにiPadの新製品は別のイベントで発表する可能性もあります。