iPhoneのパフォーマンスを計測する「Benchmark」 – 今日のアプリ第263回

BenchmarkiPhone OSでは、サードパーティー製のアプリを複数起動することが出来ない仕様にするなどして、軽快な動きを実現しています。

benchmarkにも関わらず、iPhoneやiPod touchを使っていて、なんとなく”動きが遅い”、と感じることはありませんか?

アップル純正のアプリやバックグラウンド・プロセスが、CPU/メモリーなどのリソースを消費していることが原因と思われますが、急に遅くなったり、またもとに戻ったりと、いつ・どの程度遅くなっているかを把握するのは難しいのが実情です。

今日のアプリ『 Benchmark
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』を使うと、iPhone・iPod touchのパフォーマンスの現況を数値で把握することができます。

アプリを起動して「Start」ボタンで計測を開始します。

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パフォーマンスの指標は、10万個のオブジェクトを作成し時間を計測。iPhone 3G (ver. 2.02)のタイム(14.28秒)を基準(100)とした数値を表示します。

計測に要する時間は14,5秒です。

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95〜105の値の場合は100と表示されます。

実際に”遅い”と感じた時に測ってみたところ、10%ほどパフォーマンスが劣化していたようです。

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現在はCPU・メモリのテストのみですが、今後のアップデートで、グラフィックやファイルアクセス(フラッシュメモリ)のテストの追加を予定しているそうです。

パフォーマンスの劣化はiPhone・iPod touchのリスタートで改善されることが多く、そのタイミングを把握するのに使えるかもしれません。

タイトル Benchmark
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カテゴリ App Store > ユーティリティー
開発 Matt Matteson
対応機種 iPhone・iPod touch
価格 115 円 レーティング ★★★☆☆