Appleが、「watchOS 5.1.2」の配信を開始しました。
リリースノートによる主な変更点・修正は次のとおり:
- Apple Watch Series 4の新しい“心電図”App(米国および米領のみ)。
- 単極誘導心電図に似た心電図を記録できます。
- 心拍に心房細動(不整脈の危険な症状)の兆候が見られるのか、洞調律(心拍の正常なパターン)であるのかが提示されるようになります。
- 心電図の波形、分類、および顕著な症状をiPhone の“ヘルスケア”AppでPDFに保存して、医師に見せることができます。
- 心房細動の疑いのある心拍異常が検出された場合に通知を受け取る機能が追加されました(米国および米領のみ)。
- 非接触型リーダーに触れたときに、Wallet内にあるサポート対象の映画チケット、クーポン、ポイントカードなど に直接アクセスできます。
- アクティビティの競争中、1日あたりの得点の最大値に達したときに通知とアニメーションによるお祝いが表示され ます。
- インフォグラフに、メール、マップ、メッセージ、友達を探す、ホーム、News、電話、Remote用の新しいコンプ リケーションが追加されました。
- “トランシーバー”で会話可能かどうかをコントロールセンターから管理できるようになります。
このアップデートの目玉となるのが、Apple Watch Series 4(AW4)単体で心電図が取れるECG機能の追加です。
心房細動などの症状はいつ起きるかわからないため、診断にはモニターを身に付け生活する必要がありましたが、異常を感じた際にAW4ですぐに心電図を取ることができます。
ハードウェアとしてはすべてのAW4にこの機能が搭載済みですが、医療機器としての承認が必要なため、米国のみ先行して機能制限が解除されたことになります。
ちなみに、AWおよびiPhoneの国と地域を米国に設定しても利用可能にならないとのことで、なんらかの方法で機能制限をかけているようです。
アップデートをインストールするには、次の条件を満たしている必要があります。
- Apple WatchがWi-Fiに接続されているiPhoneの通信圏内にある
- Apple Watchが充電器に接続されている
- Apple Watchが50%以上充電されている
これらの条件を満たしたうえで、「ダウンロードとインストール」をタップすると、アップデートが適用されます。