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iFixitが、発売されたばかりの「iPhone 8・8 Plus」の分解レポートを公開しています。
もはや恒例行事となっている分解レポートですが、公式には発表されていない内部の構造・使用されているパーツ・スペックなどを明らかにしてくれます。
まずは液晶側を温めて接着剤を柔らかくし、吸盤で画面を引き剥がします。
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内部のレイアウトは「7・7 Plus」と大きく変わらないようです。
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「iPhone 8」のバッテリーの容量は、6.76 Wh (3.82V, 1,821mAh)で、「iPhone 7」の7.45Whより1割ほど少なくなっています。
一方「8 Plus」は、10.28Wh (3.82V, 2,691mAh)で、「7 Plus」の11.1Whより約8%ほど減少しています。
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「7シリーズ」と「8シリーズ」の駆動時間等は「ほぼ同じ」とされているので、「A11 Bionic」チップの省電力化のおかげでしょうか。
メインボードの赤い部分が「A11」チップ。オレンジがQualcommのLTEモデム。紫がNXPセキュアNFCモジュール。フラッシュメモリーは裏面に配置されています。
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メインボードとバッテリーの下、本体のほぼ中央にあたる部分に、ワイヤレス充電「Qi」のコイルがあります。
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ワイヤレス充電を搭載するために、「iPhone 5」以来続いてきたアルミ製ユニボディを捨て、背面にガラスを採用した全く異なる構造を採用したことになります。
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iPhone Xと同時に発表されこともあり、ややインパクトに欠ける印象の「8・8 Plus」ですが、その内部をみると「7・7 Plus」とは大きく異なることがわかります。
iFixitのサイトで、分解のすべてのステップ、および高解像度な画像をチェックできます。
【リンク】iFixit Teardown – iPhone 8・iPhone 8 Plus
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