アップルが、日本時間の6月6日未明に開催されたWWDC17の基調講演で、「iOS 11」を正式に発表しました。
iPhone向けの機能追加・改善が比較的小粒な一方で、iPad向けが例年になく充実している印象です。
主な変更点や次のとおり:
- iMessage
- ステッカーが使いやすいデザイン
- Apple Payの個人間送金
- ストレージ・バックアップの最適化
- Siri
- ディープ・ラーニングによる自然な発音(日本語の対応は不明)
- 翻訳機能(ベータ):英語・中国語・フランス語・イタリア語・スペイン語。他の言語も対応予定
- On Device Learning
- Camera
- ポートレート・モードの改善
- 「Depth API」の解放
- 写真
- 写真を自動でまとめるスマートアルバム的な機能
- 地図
- ショッピング・センターのフロアマップ(対応都市のみ)
- 空港のフロアマップ
- ナビゲーションの車線ガイド
- 制限速度表示
- 通知を表示しない「運転中モード」
- App Store
- 大幅なデザイン変更 (ランキング中心からの転換)
- その他
- コントロールセンターのリデザイン(1ページ化)
- iPad限定と思われる機能
- Mac OSのようなドック(アプリのリスト)
- ドラッグ&ドロップ
- 新アプリ「Files」:ファイル管理機能。各種クラウド・ストレージに対応
- QuickType:スワイプで記号や数字の入力が可能に
- ドキュメント・スキャナー(PDF化)
「iOS 11」のベータ版は、開発者向けに本日より公開され、一般向けの配信予定は今秋となっています。
【リンク】iOS 11 Preview