アップルが、「iOS 10」の配信を開始しています。
【追記】不具合の報告があるようです。時間の余裕がある時にバックアップを取った上で適用することをお勧めします。
アップルが「iOSの歴史の中で最大のリリース」と呼ぶこの「iOS 10」では、ロック画面から純正アプに至るまで、全面的な刷新が行われています。
リリースノートから抜粋した、主な新機能・変更点は次のとおり:
- メッセージ
- “ラウド”、“ジェントル”、“スラム”、“見えないインク”の吹き出しエフェクトをつけてメッセージを送信
- お祝いするときなどに使えるフルスクリーンのエフェクト
- メッセージ、リンク、写真にTapbackで素早く返答
- 手書きメッセージ(英語・中国語のみ)
- Digital Touchメッセージで、スケッチ・タップ・ハートビートを送信
- iMessage用の新しいApp Store
- “メッセージ”内でAppを使って友人と共有や共同作業が可能
- ステッカー(スタンプ)に対応
- Siri
- サードパーティ製アプリでのSiriの利用
- マップ
- 国内での乗り換え案内対応(10月を予定)
- 過去の移動履歴や“カレンダー”の予約情報をもとに、これから行きそうな場所を予測して提案
- 自宅、勤務先、よく使う場所、“カレンダー”の次の予定の場所などを表示
- CarPlayまたはBluetooth経由で駐車した場所を表示
- 機能拡張で対応しているレストラン予約用Appを使用して、“マップ”内から席の予約が可能
- 機能拡張で対応している配車サービスAppを使用して、“マップ”内から目的地までの配車の予約ができます
- 経路沿いのガソリンスタンド・レストラン・コーヒーショップなどの検索
- 進行方向の表示を自動的で調整
- ナビゲーション中のマップ移動・縮小・拡大が可能
- 通行料金と高速道路の利用を避けるオプションが追加
- 写真
- ディープラーニングによる顔認識機能で自動的に似た顔を見つけグループ化
- コンピュータビジョン機能でライブラリをスキャンし、物体や光景を認識し、写真に何が写っているかによってインテリジェントに検索
- 地図上ですべての写真、ビデオ、Live Photosが見られる“撮影地”アルバム機能
- 忘れてしまったイベント、旅行、人々などをインテリジェントにハイライト
- 自動的にテーマ音楽、タイトル、映画のようなトランジション効果を付けて編集されるメモリームービー機能
- 場所、時間、人、シーン、物体などに基づいて、関連したメモリーをコレクションに表示
- ホーム
- HomeKit対応のアクセサリを安全に管理・コントロールするための新しい「ホーム」アプリ。
- Apple TVやiPadを使用した、アクセサリへのリモートアクセスとオートメーションの機能
- Apple Music
- ライブラリをナビゲートするメニューが改善
- Apple News
- “今日”の新しいウィジェットで、1日を通して最新の記事を見ることができます
- エクスペリエンス
- iPhoneを持ち上げて手前に傾けると画面のスリープを自動的に解除します
- “今日”の表示が新しいデザインに
- “コントロールセンター”が新しいデザインに
- 3D Touchの利用を拡大
- QuickType
- 新しい絵文字を追加。
- ニューラルネットワークの技術を使用した、文脈に応じた予測
- 絵文字の予測変換
- 複数言語キーボードは、キーボードを切り替えずに複数の言語をタイプすることが可能
- 電話
- 留守番電話の発音表記(ベータ)
- ロック画面上で他社製のVoIP Appによる通話受信のサポート
- その他の機能改善
- SafariでのApple Payの使用
- iPad上のSafariで、Split Viewを使用して2つのページを同時に表示
- “メッセージ”、“写真”と“メモ”に保存されたPDFでのマークアップのサポート
- Live Photosに手ぶれ補正サポートが追加
- Live Photos撮影時におけるライブフィルタのサポート
- 游教科書体フォントと凸版文久体フォントの追加(日本語)
- “拡大鏡”はiPhoneまたはiPadのカメラを使って実物をデジタル的に拡大
iOSのアップデートの際には、事前にバックアップをとっておくことが推奨されています。
また、過去のソフトウェア・アップデートの経験から、リリース後しばらくはサーバーが混み合うことが予想されます。
ファイルのサイズも大きく、ダウンロードに非常に時間がかかる場合もあるので、時間に余裕がある時にアップデートすることをお勧めします。