アップルが、日本時間の6月14日未明に開催したWWDC16の基調講演で、「iOS 10」を正式に発表しました。
アップルが「Our biggest release.(これまでで最大のリリース)」と称するこのバージョンでは、ロック画面から標準アプリに至るまで、OS全体に渡って改良が加えられています。
基調講演で発表された主な変更・改良点は次のとおり:
- ロックスクリーン
- デバイスを持ち上げるとロック画面が表示される「Raise to wake」
- ロック画面の通知がインタラクティブに
- コントロールセンターのデザイン変更
- コントロールセンターに音楽用の専用ページを追加
- 「右端からスワイプ」でカメラを起動
- 「左端からスワイプ」でウィジェットを表示
- Siri
- SiriのAPIをサードパーティアプリに解放
- QuickType
- Siriのアシストによる情報の入力
- 2つの言語を同時に入力可能
- 写真
- 写真を地図に表示
- 「Computer Vision」による画像解析(顔・オブジェクト・シーンをを認識)
- 人工知能で写真をまとめる「Memories」
- Maps
- 操作のサジェスト機能
- ナビゲーション中の渋滞情報
- ナビゲーションのリルート
- Apple Music
- デザインの刷新
- 歌詞の表示
- News
- デザインの変更
- サブスクリプション(購読)
- 速報の通知機能
- HomeKit
- 新しい標準アプリ「Home」を追加
- 電話
- ボイスメールをテキストに変換
- VoIPの着信が電話と同様に
- メッセージ
- カメラと写真のUIを変更
- 絵文字のサイズを3倍に拡大
- 絵文字のサジェスト機能
- テキスト→絵文字の翻訳機能
- バブルエフェクト
- インビジブルインク
- 全画面エフェクト
- 手書き機能
「iOS 10」のハイライトをまとめた動画も公開されています。
https://youtu.be/PERPpFWHnDM
iOS 10のベータ版は本日から開発者向けに公開されており、一般への正式リリースは今秋の予定となっています。