アップル、自社製ストリートビューに向けデータを収集中

アップルが、地図データの収集を目的とした車両を走らせていることを公表しました。

アップルがWebで公開した情報には、

” Apple is driving vehicles around the world to collect data which will be used to improve Apple Maps. Some of this data will be published in future Apple Maps updates.”

アップルは、地図の改良に用いるデータを収集するために、世界中で車両を走行させています。データの一部は将来の地図のアップデートで公開されます。

とあり、道路沿いのデータ収集を行っていることを発表。

Gooleマップの「ストリートビュー」のような機能を、地図アプリに追加するものとみられます。

昨年から全米各地でカメラ等を搭載したミニバンが目撃されており、その一部はアップルがリースした車両であることが確認されています。

下は今年2月にフロリダで撮影されたもの。

今回公開されたWebページには、プライバシーの保護に関する方針も書かれており、人物の顔や車のナンバープレートはボカシを入れる、としています。

また、車両を走らせるスケジュールと場所も記されており、6月15日から6 月30日の期間に走行する、アイルランド・イングランド・米国の都市名が並んでいます。

アップルは、2012年のiOS 6より標準の地図アプリをGoogleマップから自社製に変更しましたが、機能面では見劣りするのが現状です。

しかしながら、先日のWWDC15の基調講演で乗換案内の追加を発表(第一弾は海外の一部都市のみ)。そして今回のストリートビュー用のデータの収集など、着実に機能の拡充を行っているようです。