Ankerから発売されたワイヤレス・スピーカー『A7908 ポータブル Bluetooth 4.0 スピーカー』を購入してみました。
Ankerといえばモバイルバッテリーや充電アダプターが連想されますが、キーボードやiPhoneケースなど、そのラインナップは日々拡大しているようです。
そして先日発売されたのがこのスピーカー。主な特徴は次のとおりです:
- ワイヤレス(Bluetooth 4.0)対応
- 最大20時間再生できるバッテリー
- 小型ながら4Wの高出力
- スピーカーフォン機能
- 18ヶ月の長期保証
価格は3,499(税・送料込)という同社らしいお手頃な設定。
パッケージの内容は、スピーカー本体・トラベルポーチ・充電用microUSBケーブル・有線接続用3.5mmオーディオケーブル、の4点です。
カラーは写真の「ブラック」の他に「ホワイト」もあります。
本体はほぼ立方体で、ドライバーが上を向いているという少し変わったデザインです。
側面はマット(艶消し)な加工が施された樹脂製。
全体的に印象としてはチープな感じではありません。
サイズ比較のためiPhone 6と並べたところ。
縦横が約8センチで高さが約6センチと、手のひらに載せることができるコンパクトなサイズです。
操作用のボタンは前面に縦に並んでいます。
音量の調節・再生/停止は行えますが、曲送り/戻しには対応していません。
底面にはラバー製の「脚」があり、音量を上げた際のビビリを防いでくれます。
電源スイッチ・有線接続用の入力・充電ポートは側面に配置されています。
内蔵リチウムイオンバッテリーの容量は2,100mAh。
5時間の充電で15〜20時間の再生が可能とのこと。
一般的なワイヤレススピーカーは10時間前後のものが多く、バッテリーには余裕があるといえます。
また、接続したiOSデバイスの画面右上に、スピーカーのバッテリーの残量が表示されるので、充電のタイミングを逃す心配もありません。
電源を入れるとペアリングモードになり、iOSデバイスからはBluetoothをオンにして「Anker A7908」を選択するだけで接続が完了。
その後は電源を入れるだけで自動で接続されます。
オーディオの知識が豊富なわけでないので、音質の詳細な評価は控えますが、このサイズ・価格にしてはかなり頑張っている印象を受けました。
高音・中音・低音のバランスが極端に崩れていることもなく、それなりの音量で鳴らすこともできます。
しかしながら、手元にあるコンパクトなワイヤレススピーカー(15,000〜22,000円)と比較すると、さすがにその差は歴然。
とくにドライバーが1つ(モノラル)のため音に広がりがなく、じっくり音楽を堪能するには力不足な気がしました。
音質についてややネガティブな感想を書きましたが、この価格を考えるとむしろ優秀で、コストパフォーマンスは非常に高いと思います。
とりあえず音を鳴らしたい、電源の無い場所で長時間音楽を楽しみたい、といった場合に使えそうです。