ナイキ、「FuelBand事業の閉鎖」を否定

ナイキが、一部で報道されている「FuelBand事業からの撤退」を正式に否定したようです。

「FuelBand撤退」というニュースは、CNETが現地時間の18日に掲載した記事を元にしたもので、ハードウェアに携わる70人のチームのうち最大で55人が解雇されたとしています。

これに対しナイキの広報は、少人数の解雇については事実を認めたものの、

“The Nike+ FuelBand SE remains an important part of our business  … We will continue to improve the Nike+ FuelBand App, launch new METALUXE colors, and we will sell and support the Nike+ FuelBand SE for the foreseeable future.”

Nike+FuelBand SEはこれからもビジネス上の重要な位置を占めます … 今後もFuelBandアプリの改良、新しいMETALUXEカラーの発売、そして販売およびサポートを当面の間は継続する予定です

とコメントしたと報じられています。

「当面の間 (foreseeable future)」という表現に 含みを持たせているものの、FuelBandの事業からの即時撤退という報道は否定した形となります。

nike_fuelband_se_release_2

噂されているアップルの「iWatch」をはじめ、ウェアラブル・デバイスの市場が注目されるなか、FuelBandの立ち位置をどのように確立していくのか、ナイキ経営陣の舵取りが注目されるところです。

追記:iPhone 5sをお持ちの方は、ナイキが無料で配信しているアプリ『Nike+ Move App Store』を使うことで、FuelBandが無くても活動量を計測することができます。

【関連記事】FuelBand無しで毎日の活動量を測定できるアプリ『Nike+ Move』