『clock-F 』は、時刻を素因数分解したドットで表現したiOS向けの時計アプリです。
「素因数分解」は、プラスの整数を素数の掛け算で表したもので、例えば「12」であれば「2 x 2 x 3」となります。
この素因数分解を「可視化」したアニメーションが、昨年インターネット上で話題となったそうです。
その表現方法は、数字を中心点から対称に並べたドットで表示するというもので、「2」「3」「5」は下のようになります。
「30」は「2 x 3 x 5」と素因数分解できるので、2が3つ集まったものが5つ集まったもの、という下のような図になります。
このアプリは、この表現方法を使って時刻を表示するというある意味斬新な時計。
実際に動いてるところを録画したのがこちら。
例えば「11時54分36秒」は、下のようになります。
「36」と「54」は共に6の倍数ですが、こうみると随分と異なる印象を受けます。
素数の場合は「1とその数」しか約数がないため、下の「41秒」のように真円になります。
画面をダブルタップする「エディタ・モード」になり、表示形式を自由にカスタマイズすることができます。
ドットを表示する円の大きさや、数字のフォントをはじめ、
ドット・テキスト・背景の色も変更することできます。
さらにレイアウトも変更できるなど、カスタマイズの自由度が高く、好き勝手にアレンジすることができます。
筆者の場合は、秒数のみ素因数分解ドットで表示するデザインが気に入りました。
ドットは簡単な規則で配置されているのですが、幾何学な美しさがあり、また素数になると真円になるところが面白く、ずっと眺めていたくなります。
このアプリで、iOSデバイスをちょっと変わった置き時計のように使ってみてはいかがでしょうか。
clock-F
ユーティリティ:467 KB
価格:¥100
対応:ユニバーサル
開発:ALPACA PORCORATION