バッファローから発売された、iOSデバイス用のワンセグチューナー『ワンセグチューナー 1S-IPM110』を購入し、試してみました。
この製品は、ワンセグチューナーの定番「ちょいテレi」をLightningコネクタに対応させたもので、iOSデバイスに挿すだけでワンセグ放送を楽しむことができます。
特徴をまとめると:
- Lightningコネクタに挿すだけで視聴可能
- 携帯に便利なコンパクトなサイズ
- iOSデバイスの電源で視聴
- iOSデバイスを充電しながらの視聴も可能
- 番組表・字幕・録画・タイムシフト再生に対応
- iPadではテレビを観ながらブラウザを利用可能
- 観たい番組の開始をお知らせする通知機能
などがあります。
アップルの認証制度「Made for iPod・iPhone・iPad」(MFi)を取得しているので、安心して使用することができます。
外観はこれまでのデザインを踏襲し、コンパクトなチューナー本体にループ状のアンテナが付いたお馴染みもの。
まるでストラップのようですが、あくまでアンテナなので、引っぱったり無理な力を掛けないように注意が必要です。
チューナーをiOSデバイスから外す際は、必ず本体部分を持ち、決してアンテナを掴んで引き抜かないようにしましょう(以前壊した経験あり)。
iPhone 5sで利用しているところ。
コネクタ周辺の幅が約23ミリもあるため、純正のケースをはじめ、Lightningコネクタの周囲が覆われている多く保護ケースで干渉することが予想されます。
コネクタへの負担軽減や安定感を増すためのデザインだと思いますが、保護ケースと併用が厳しいのは残念なところです。
チューナーにはバッテリーは内蔵されておらず、iOSデバイスからの電力を使用します。
ただでさえバッテリーが非力なiPhoneで使う際は、バッテリーの減り具合に注意が必要です。
バッテリー残量が心配な場合、長時間テレビを視聴する際は、付属のmicroUSBケーブルで、iPhone・iPod touch・iPadを充電しながらの利用がお勧めです。
テレビの視聴には、App Storeで無料で公開されている専用アプリ『ちょいテレi 』を利用します。
以前の「ちょいテレi」では、コネクタに挿すだけでアプリのダウンロードを促してくれたのですが、その機能は無くなったようなので、検索してダウンロードする必要があります。
番組表・字幕はもちろん、録画やタイムシフト再生など、一通り機能は揃っています。
本体を横に傾け、テレビのウィンドウをタップすると、全画面表示になります。
画像が粗いのは解像度が320×240というワンセグの仕様によるもの。
iPad miniに挿したところ。相対的にチューナーがかなり小さく見えます。
iPadおよびiPad miniでは、テレビを観ながらアプリ内でブラウザを開くことできます。
番組を観ながら、調べものやTwitterやFacebookへの投稿などもできます。
現在時点での対応モデルは:
- iPhone 5・5s・5c
- 第5世代 iPod touch
- iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)・iPad Air
- iPad mini
- iPad mini Retinaディスプレイモデル
となっています。
iPad mini Retinaディスプレイモデルも対応するはずですが、メーカーによる公式な見解を待った方が賢明でしょう。【追記】メーカにより公式に対応が確認されました。
価格は9,499円で、実売価格は8,000円台の前半のようです(税込・記事掲載時)。【2014/8/11 追記】6,000台半ばまで値下がりしています。
外出先でのテレビ視聴や寝室用、災害への備えなど、手元にあると役に立つことがあるかもしれません。