iOS 7のロック画面に、さらなるバグが発見されたようです。
iOSデバイスでは、パスコードでロックされた状態でも、警察・消防などへの緊急電話のみ発信できるようになっています。
しかしながら、先日リリースされたiOS 7では、ある手順(下記参照)を踏むことで、任意の番号への発信が可能になるバグが含まれているとのこと。
下の動画にデモンストレーションをしている様子が収められています。
手順は次のとおり:
- パスコードの入力画面で「緊急」をタップ
- 発信したい番号(任意)を入力
- 発信ボタン(電話のアイコン)を連打する
- リブートされ、入力した番号に自動で発信される
手順「3.」での連打の回数は一定ではなく、短い場合で10回程度、長い場合は数十回が必要となるようです。
筆者が数回試した限りでは、再現性は100%ではないものの、実際に発信をすることができました。
このバグは電話をかけることができるだけで、「連絡先」の情報をみることもできないため、脆弱性と呼ぶには軽微な気がします。
iOS 7のロック画面においては、既にカメラロールを盗み見することができるバグが報告されています。
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ロック画面周りのバグがあまりに多く、ニュースとしての価値が薄れてきた感がする一方で、むしろ毎度のことながらよく発見するなぁと感心してしまいます。