iPad向けのアプリ『The BeatBlaster 』は、最近ではあまり見かけなくなった「ミニコンポ」風の音楽プレイヤーです。
CDプレイヤー・ターンテーブル・ラジオの「エアチェック」ができるカセットテープレコーダーなどを搭載。
ミニコンポ全盛の時代を知る世代であれば、懐かしさに浸れること間違いないアプリです。
コンポの機能がギュッと詰まったミニコンポと同様、このアプリにも機能・ギミックが豊富に搭載されています。
まずは開発元が用意したデモ動画を参照して頂くと、その概要が掴みやすいと思います。
ユーザーインターフェイスは、ミニコンポをそのまま再現したような、スキュモーフィックなデザイン。まるで昨今のフラット化に真っ向から逆らうかのようです。
下はアプリの中心となるコンソール画面。
基本的な操作は下の注釈のとおり。
ミニコンポを模しているので、ボタンやツマミを触っていけば、おそらく大部分の機能は理解できると思います。
画面左にスワイプすると、ライブラリの画面に遷移します。
iPodライブラリは、アルバムカバーを細長く切り取り、まるでCDの背表紙が並んだ棚のように表示されます。
「Album」でアルバムを選んだり、「Song」で曲を選択して再生キューに追加したりすることができます。
コンソール画面のソースの切替で「TURNTABLE」を選ぶと、アナログレコードのインターフェイスなります。
スクラッチこそ出来ないものの、トーンアームを動かして、再生位置を変更することは可能です。
コンソールで右にスワイプすると、スピーカの表示になります。
味気ない画面ですが、よく見るとウーファーのコーンが曲に合わせて振動。なかなかリアリティがあります。
ソースで「RADIO」を選ぶと、インターネット・ラジオ局を聴くことができます。
登録されている局は5,000局以上。ジャンル毎に分類されているので、きっとお気に入りの局がみつかるはずです。
ミニコンポ世代にとって、ラジオといえば「エアチェック」をして楽しむのが当たり前。
そんな気持ちを察してか、インターネット・ラジオをカセットテープに録音する機能もあります。
ラジオを受信しながら、コンソールの下にある録音ボタンを押すと、カセットデッキが表示されます。
録音した(インターネット)ラジオ放送は、テープライブラリに追加されます。
カセットテープには、録音時間や再生された曲・時間が自動で記録されます。
本格的にミニコンポ気分を味わいたい方は、iPadをスタンドに置き、iPhone・iPod touch用のリモコンアプリ『The BeatBlaster Remote 』(無料)を使い、Bluetooth経由で操作することもできます。
その他にも、アラームクロック機能・スリープタイマー・スキン切替・フルスクリーンダッシュボードなど、便利な機能が豊富に搭載されています。
フラットなデザインはちょっと味気ないと思う方にお勧めです。
The BeatBlaster
ミュージック:62.5 MB
価格:¥200
対応:iPad
開発:AppConcept