トリニティから発売された、マルチ充電スタンド『Quirky Converge』を購入、試してみました。
iOSデバイスはもとより、モバイルバッテリーやデジカメ、Bluetoothヘッドセットや活動量計など、充電を必要とするデバイスに囲まれて生活しているひとも少なくないかもしれません。
この種のガジェットが増えてくると、充電に使うUSBポートやコンセントが足りなくなったり、デスクの上がケーブルがごちゃごちゃになりしがちです。
そのような問題を解決してくれるのが、この『Quirky Converge』という充電スタンドです。
ひとことで言えば、「4ポートの充電用USBハブ」と「デバイスを置くスタンド」とを組合せたような製品で、スマーフォン・タブレットからワイヤレスヘッドセットまで、幅広いガジェットで使えるように設計されています。
パッケージには本体とACアダプターが含まれます。
下は本体を横からみたところ。
一枚の白いプレートを曲げたような変わったデザインですが、実際に使ってみるとけっして奇をてらったものでななく、使い勝手を考えた型であることがわかります。
上部の斜めの部分はタブレットやスマートフォンは立て掛けるため、その下にある平な部分はデジカメやヘッドセットなどは置くためのもです。
そしてヘアピンのように湾曲している部分は、余ったケーブルを隠す役目を果たすなど、なかなかよく考えられています。
背面のポートにACアダプターを接続すると白色のランプが点灯。通電していることを確認できます。
背面には4つのUSB充電用のポートが並んでいます。
ここにUSBケーブルを挿し、本体のスリットからコネクタを出してデバイスに接続する、という仕組みです。
ケーブルは付属していませんが、コネクタの規格はDockからLightning、miniUSBからmicroUSBなど、時代とともに移り変わるので、下手に直付けされたケーブルが付属しているよりも柔軟性があって永く使えそうです。
ケーブルを引き出すためのスリットは、「逆T字」のような形状をしています。
下のバッテリーのように、ポートが高い位置にあるデバイスへの配慮しているようです。
iPad miniとiPhone 5を並べてみたところ。
iPad miniがムダにデスクスペースを占有することなく、スッキリと充電することができます。
下のように、iPadとiPhoneを並べてもまだ余裕がある感じです。
メーカーの説明によると、4ポートの合計は2.1Aまでで、iPadは他のデバイスと同時には使えないとのこと。
ダメ元で試したところ、第4世代iPadとiPhone 5を同時に充電することができましたが、推奨されていない使い方なのでご注意を。
iPhoneは最大1.0Aを使うため、USB標準の0.5Aのデバイスであれば、追加で2台まで同時に充電できる計算になります。
Quirkyという会社は、製品アイデアの創出から仕様の作成まで一般(コミュニティ)が主導し、便利かつクオリティが確保された製品を生み出すという、新しいタイプのメーカーとして注目されています。
価格は5,980円(税込)。デザインや使い勝手を考慮すれば、なかなかリーズナブルな設定といえます。
充電するデバイスが多く、デスクが煩雑になりがちな方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。