iPhone 5用の耐衝撃・防水ケース『LifeProof fre iPhone 5』を購入、試してみました。
防水・耐衝撃ケースというと、厚さや重さがネックで日常生活で使うことに躊躇してしまう印象があるかもしれません。
その点この製品は、水深2メートルまで防水・1.2メートルから落下にも耐えるという高い性能ながら薄さと軽さを実現。ふだん使いのケースとして利用できます。
主な特徴は次のとおり:
- 約30グラムの軽量設計
- 防水防塵規格 : IP68 水深2m/30分
- 軍用落下テストMIL-STD-810F-516基準
- 万一の場合に修理費用を補償金する保険付き
ケース本体は前後2つのピースで構成。
写真では確認し辛いですが、前面の液晶部分および背面のロゴ部分は透明なフィルムで覆われています。
前後のパーツの接合部分には黄色い「O-リング」があり、水分やホコリなどの侵入を防ぎます。
Lightningコネクタの部分にも同じ素材のパッキンが付属しています。
付属の説明書(日本語)にもありますが、初めて使う際には、iPhoneを入れない状態でフロ等に沈めて浸水テストを行うことが推奨されています。
iPhone 5を中に置き、ケースの外周に沿って前後のパーツを指で挟むと、パチン・パチンと気持ちよく装着できます。
この状態で既に完全防水なのですが、画面・ボタン類の操作はもちろん、音声通話もできます。
音楽などを再生すると、裏面のロゴの部分のフィルムが振動。音質は良くないものの、音を聴くことができます。
カメラの部分は光学ガラスレンズを採用し、歪みのない写真を撮影できるとのこと。
厚みは最薄部で12.1ミリ、最も厚い部分でも13.8ミリと、この種のケースとしてはかなり薄い部類に入ります。
防水・防塵ながら、ボタン・スイッチ類をはじめ全ての機能を使用することができ、基本的にはケースの着脱をする必要はありません。
サウンドオン・オフのスイッチにも特殊な構造が採用されており、ケースをしたままで操作できます。
Lightningコネクタの部分は開閉式の蓋があり、充電・同期なども問題なく行えます。
しかしながら、コネクタ周りのクリアランスがあまりないため、サードパーティー製のケーブルでは干渉する可能性がありそうです。
イヤフォンジャックの蓋はスクリュー式を採用。
ここにもO-リングが使われています。すぐに紛失しそうなパーツですが、予備が同梱されているので安心です。
ジャックが大きいイヤフォンの場合でも、付属のケーブルを使えば問題ありません。
2メートルまでOKとのことなので、実際ににブールに沈めて防水性能をテストしてみました。
下の画像は、実際にケースを装着したiPhone 5をプールに投げ入れ、防水仕様のアクションカメラ『GoPro HERO3 Black Edition』で撮影したものです。
沈めた状態で約30分放置してみましたが、浸水は全くありませんでした。
また、水中での使用を試してみましたが、水圧でフィルムが画面に貼付いてしまうため、タッチパネルの操作はできませんでした。
一方、カメラアプリは音量ボタンの(+)でシャッターを切ることができるため、事前にアプリを起動しておけば水中でも撮影することが可能です。
模造品に注意
正規品がそれなりの価格なこともあり、アマゾンなどでは本物を装った模造品が出回っています。
試しに安い製品も購入し、比較してみたところ、
- パッケージは見分けがつかないほどそっくり
- 造りが全体的に雑(防水性能に疑問)
- 通話時に音が小さく籠って聞こえる
- 液晶部分のフィルムに指紋が付きやすい
などの違いが見受けられました。
正規品には、「LIFEPROOF CARE」のユーザー登録用封筒が同梱されており、360日間の延長保証を受けることができます。
価格は8,400円(税込)。やけに安いものも売られていますが、上記のとおり模造品の可能性があるので注意が必要です。
このケースがあれば、釣り・キャンプ・フェスなどのアウトドアでの使用はもちろん、お風呂やキッチンなどの水回りでも、安心してiPhoneを使うことができます。
防水・耐衝撃ケースを検討している方は、必ず候補に入れてきたい製品だと思います。