iPad miniのバッテリーを充電するには、思いのほか時間がかかることになるかもしれません。
iPadシリーズには、内蔵バッテリーの充電用に10Wまたは12WのUSB電源アダプターが付属しています。
しかしながら「iPad mini」には、iPhone 5と同じ出力の小さい「5W」のUSB電源アダプターが同梱されているようです。
「ミニなのは(本体の)サイズだけ」ではなく、アダプターも小さい方が付属する訳です。
内蔵バッテリーの充電時間は、概ねバッテリーの容量と電源アダプターの出力によって決まります。
「iPad mini」のバッテリーは、他のiPadに比べて少ないとはいえ、iPhone 5の3倍近い容量があります。
単純に計算すると、付属のUSB電源アダプターでは、目安としてiPhone 5の3倍の時間を要することになります。
iOSデバイスやiPodでは、充電の際にデバイスが側で入力を制御しているため、出力の大きいアダプターを使用しても必ずしも早く充電できるとは限りません(例:iPhone 5に10Wのアダプタを使用しても5Wで充電されます)。
しかしながらiPad miniは小さいながらもiPadファミリーの一員であることから、10W以上で「急速充電」できる可能性もありそうです。
アダプターによる充電時間の違いも、掲載予定の実機レポートで検証してみたいと思います。
【追記】検証結果を掲載しました → レビュー:iPad miniは100分短縮〜iPadを最速で充電できる『Apple 12W USB電源アダプタ』