アップルのプロモ動画には、何でも魅力的にしてしまう不思議な力があることが実証されたようです。[source: AllThingsD ]
アップルは、新製品の発表と共にプロモーション用の動画を製作するのが通例で、先日発表されたiPhone 5の動画も公開されています。
動画では、アップルの各部門のエグゼクティブらが登場し、製品のセールスポイントを分かりやすく説明。そしてプロダクトの美しい映像と特有のBGMが流れる、というおなじみの映像です。
プロモ動画ですから商品の魅力を伝える目的で作られるのは当然ですが、とくにデザイナー部門のSVP・ジョナサン・アイブの英国アクセントのナレーションには、不思議なパワーが秘められていようです。
まずは、こちらのソーセージ工場の動画をご覧ください。英語ですし内容も退屈なので10秒も観て頂ければOKです。
そしてこちらは、このソーセージ動画から音声を消し、iPhone 5のプロモ動画からジョナサン・アイブの解説とBGMを抜き出して合成したもの。
おなじ映像のはずなのにソーセージがより魅力的に見え、最後まで観ると発売日と価格が気になって仕方なくなりそうです。
もちろんアップルの製品そのものに魅力があることは疑う余地がありませんが、私たちはプロモ動画、なかでもジョナサン・アイブの語り口によって衝動買いをしているのかもしれません。