十字ボタン・アナログスティックを搭載したiPhone用スライド式ゲームコントローラ『BladePad』

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Kickstarterで、スライド式のiPhone用ゲームパッド『Bladepad』を製造するプロジェクトが出資者を募集しています。

iPhoneのタッチパネルと加速度センサーは、ボタンよりも操作が直感的なため、ゲームの分野でそれまでになかった新しいタイトル・遊び方を生み出してきました。

とくに普段あまりゲームをしないカジュアル・ゲーマーとの相性がよく、App Storeでのゲームの人気に一役買っていることは間違いありません。

その一方で、画面の一部が指で隠れる、物理的なフィードバックがない、といったデメリットもあり、本格的なゲームのプレイには限界を感じる場面もあります。

この問題を解決してくれそうなのが、現在Kickstarterで公開されている『Bladepad』というプロジェクトです。

BluetoothでiPhoneに接続するゲームパッドで、十字ボタン・アナログスティック・4つのボタンを装備。

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iPhoneの背面に収納できるスライド式の構造を採用し、必要のないときはゲームパッドのみ簡単に取り外すことができます(iPhoneにはケースのみ残る)。

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Bluetooth 4.0を採用しているため、iPhone 4SとiPhone 5のみに対応。

iPhone 5向けは別のモデルとなり、アップルからの公式発表後に製造されるようです。

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このプロジェクトは8月1日に公開されていますが、10日間で集まったのは目標額の約4分の1程度と、出だしが若干スローな印象です。

対応するゲームについてゲーム開発者と交渉中としているものの、現時点では対応タイトルが未定、ということが原因かもしれません。

出資者が集まれなければゲーム会社としても協力するメリットがなく、対応タイトルが少なければ出資者が集まらない、というジレンマに陥っている訳です。

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iPhone向けゲーム市場の拡大や、iPhoneの処理能力の向上により、コンソール向けタイトルの移植が今後ますます増えることが予想されます。

バラバラの規格が乱立するよりは、そろそろアップルが標準のライブラリを提供した方がよい時期が来ているのかもしれません。

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Bladepad』は2012年8月26日まで出資を受付けており、US$69(約5,400円)+送料US$20でプロジェクト成立後に1台入手する権利を得られます。

【リンク】Kickstarter – Bladepad