iPadを使い、遠隔地に自分の分身を置くことができる『Double』というロボットが開発されているそうです。[source: Double Robotics ]
「Double」は、人間の背丈ほどもあるiPadのスタンドとセグウェイのような車輪を組み合わせたロボットで、ネットワーク越しにリモートで操作して自由に動き回ることができます。
「Double」の操作は別のiPadから行います。
操作側のiPadと「Double」に装着されたiPadは、フロントカメラを使いFaceTimeのように双方向に音と映像を送受信します。
「Double」側には操作しているユーザーの顔が映し出され、まるでその場にいるように会話をすることが可能。
iPadの高さも遠隔操作で変えることができ、立っているひと、座っている人とも自然に向き合うことができます。
移動はセグウェイと同じようにバランスをとりながら自立・走行し、内蔵バッテリーで約8時間使用できるとのこと。
通信を行っていないアイドル時は、スタンドを出すことでモーターによるバッテリーの消費を抑えるようです。
利用シーンとして、在宅ワーカーのオフィスでの会議参加や、医者の入院患者の見回り、美術館などの鑑賞といった例が挙げられていますが、かなり幅広い分野で応用できるロボットではないでしょうか。
発売は2012年12月を予定しており、価格はUS$2,499(約197,000円)。予約注文をするとディスカウントが適用され、US$1,999(約158,000円)となります。
【リンク】Double Robotics
テレビ電話とセグウェイといった既存の技術を組み合わせたにすぎないとの見方もできますが、将来的にはこのような製品が普及するかもしれません。
実際の動きはこちらのプロモーション動画でどうぞ。