米国のベンチャー企業Tactus Technologyが、必要に応じてタッチパネル上にボタンを出現させることができる技術を公開しています。[Source: The Verge ]
スマートフォンやタブレットなど、タッチパネル上のキーボードによる入力は一般的になりましたが、指への物理的なフィードバックがないため、タイピングの速度・正確さに不満を持つユーザも少なくないはずです。
Tactus Technologyが開発したこの技術は、フラットなタッチパネルに必要な時だけボタンを出現させるという、ちょっと信じ難いようなもの。
下の画像(左)のように、通常は全く平な表面ですが、入力が必要な際は写真右のように出っ張りが出現します。
気になる仕組みは、表面化下に回路のような「チャンネル」をめぐらせてあり、ここに液体を流すことで、ダイナミックにボタンを出現させるというもの。
下の動画に、実際にボタンが現れたり消えたりする模様がおさめられています。
現在のところ、キーボードのようにあらかじめ決められた場所にしかボタンを出現させることができませんが、将来的には自由な形・場所にも可能にしたいとのこと。
スマートフォンやタブレットだけでなく、様々なタッチパネルにも応用できるため、今後の改良・技術開発に注目したいところです。
【リンク】Tactus Technology