アップルが、自動車を運転しながら音声アシスタント「Siri」を操作できる機能を発表。
自動車メーカー各社と協力し、12ヶ月以内に実用化することを明らかにしています。
WWDC 2012の基調講演で発表されたこの機能は「Eyes Free (アイズフリー)」と呼ばれ、運転中のドライバーが前方から目を離すことなく「Siri」を操作することを可能にするものです。
手で持つ必要がない通話機器を「ハンズフリー」と呼ぶのにならい、目で確認しなくてもよいこの機能を「アイズフリー」と名付けたそうです。
その内容は、自動車メーカー各社と協力し、ハンドルにSiriを起動・操作できるボタンを設置。
「Eyes Free」で起動した場合は画面は表示されず、音声とボタンのみでSiriを介してiPhoneを操作する、というもの。
既に自動車メーカー各社と協力を進めており、12ヶ月以内に実用化されるとのこと。
トヨタ・ホンダが含まれていますが、国内で発売されるモデルに搭載されるかどうかは明らかになっていません。
海外、とくに米国では運転中の携帯利用による事故が社会問題になっており、iOS 6でiPhoneにナビゲーション機能を追加するアップルとしても、なんらかの対策が求められることは想像できます。
取り締まりの強化やドライバーのモラルに訴えても事故が減らないのであれば、こういった機能が必要とされるのかもしれません。