「スクラッチシールド」は、日産自動車が自動車向けに開発した軟質樹脂を配合したクリヤー塗装で、擦りキズや引っ掻きキズなどが時間の経過とともに復元するという特徴があります。
塗装面よりも深いキズには対応できないものの、自動車向けの実験では細かな擦りキズなどが従来の1/5に低減されるとされ、「エルグランド」「スカイライン」をはじめとする同社の多く車種に採用されています。
現在は欧州のジャーナリストや顧客向けにベータテストを実施している段階で、その結果と需要次第では一般へ発売する予定とのこと。
この技術は、自動車以外では2010年にドコモから発売された「N-03B」に採用された実績があり、とかくキズが付きやすいiPhoneのケース向けにも有効といえるのではないでしょうか。
iPhoneユーザーの増加よって専用ケースが市場に溢れかえっており、デザインだけでなく、この技術のような機能性による差別化も重要になってくると考えられます。