iPhoneのカメラロール、時計を過去に戻すとパスコードロックしていても丸見えになることが判明

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iPhoneのカメラロールに保存した写真は、時計の設定を変えるだけで、パスコードロックをかけていても丸見えになってしまうという問題が指摘されています。[source: CNET ]

「iOS 5」では、ホームボタンを2回押すと「ロック解除」の横にカメラアイコンが表示され、パスコードロックされていても、カメラを起動・撮影することができます。

これは、コードの入力によってシャッターチャンスを逃してしまうことがないように、との配慮から追加された機能で、急いで撮影したい場合に便利な機能です。

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下のように、パスコードロックされていてもカメラを起動することができ、さらにファインダーの左下のサムネイルをタップすると、撮影した写真を確認することもできます。

何も撮影していない場合は、「このiPhoneはロックされています」と表示され、それ以前に撮影された画像・動画をみることはできません。

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便利ではあるのですが、問題となるのはここからです。

ロックした状態で起動したカメラアプリは、写真の確認画面で単純にタイムスタンプ(撮影された日付・時刻)を基準にしているため、iPhoneの時計を過去に戻すと、それ以降のタイムスタンプがついている写真・動画が丸見えになってしまいます。

次の手順で簡単に再現することができます。

  1.  iPhoneにパスコードを設定。
  2. 時計を過去(例えば1年前)に設定。
  3. iPhoneをロックし、ホームボタン2回押しでカメラを起動。
  4. ファインダーの左下のサムネイルをタップ。

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もちろん、iPhoneの時計を過去に戻すにはまずロックを解除する必要があるため、日常で問題となるケースはほとんどないはずです。

その一方で、たとえ仕様だとしても、見えないはずの写真が見えるようになってしまうのは、少し気持ち悪いようにも思えます。

ひとに見られたくない画像・動画は持ち歩かないのが一番ですが、このようなリスクがあることは、頭の片隅に入れておいても損はないかもしれません。