iPhoneのカメラで血中アルコール濃度を測定するアプリ『BreathalEyes』


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お酒は、適量であれば健康にもよいといわれますが、酔ってしまうと判断が鈍り、ついつい飲み過ぎてしまったりするものです。

このアプリ『BreathalEyes
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』は、iPhoneのカメラで眼球の細かな動きを捉え、おおよその血中アルコール濃度を測定。

客観的な数値を示すことで、酔い具合・酩酊度を自覚し、飲み過ぎを防ぐことができます。

【注意】このアプリはおおよその血中アルコール濃度を簡易測定するもので、精度が保証されていないため車の運転などの目安としては使用できません。

アルコールが体に及ぼす影響は様々ですが、このアプリでは酔った人が眼球を固定することができず、細かく振動する「アルコール眼振」という現象に着目。

アメリカでは飲酒運転の簡易チェック法のひとつとして利用されており、映画などで警官がドライバーにペンをかざして左右に動かすシーンをみたことがある人も多いかもしれません。

測定するには、長方形の枠に左目(右目)が大きく映るようにしてiPhoneを固定。被験者に、顔を動かさずにできる限り左側(右側)を約10秒見続けるように指示します。

長方形をタップすると測定がはじまり、数回のシャッター音のあと、自動的に分析に入ります。

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測定結果はアルコールの血中濃度をパーセントで表示します。

カメラを固定していないなどの理由で測定に失敗すると「Sorry, Try Again」と表示されます。

まったく飲んでいない状態で測定したところ、「0.08%」と表示。この値をみるかぎり精度があまり高くないことが分かります。

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実際に飲酒をするとこの値がどのように変化するのか、ビールおよび日本酒で試してみました。

350ミリの缶ビールを1本飲んだあとの値は「0.09%」。

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次に日本酒を1合ずつ飲んで測定してみた結果がこちら。

日本酒1合:0.19%
日本酒2合:0.10%
日本酒3合:0.18%
日本酒4合:測定不能(エラー)

値にバラツキがあるものの、平常時よりは高い数値がでました。

ちなみにこちらのシミュレーターによると、ビール1缶+日本酒3合で「0.16%」程度となるようです。

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繰り返しますが、測定結果にバラツキがあるため、このアプリを車の運転の目安などに使用することはできません。

アイデア自体はユニークなので、飲み会などでの娯楽用途に限定すれば、なかなか面白いアプリではないでしょうか。

タイトル BreathalEyes
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カテゴリ App Store > エンターテイメント
開発 Xplor Apps LLC
対応機種 iPhone 4・4S
価格 85 円