NTTドコモが、iPhoneおよびiPadを国内で発売することでアップルと合意したと伝えらえています。[source: 日経ビジネスオンライン ]
記事によると、11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らがアップル本社を訪れ、次世代iPhoneと次世代iPadの販売で基本合意をし、販売数量などの条件の交渉を開始したとのこと。
また、アップル側は、iPhoneとiPadの販売権を与える条件として、「Xi (クロッシィ)」への対応を提示した、とも伝えられています。
ドコモは、昨年12月より次世代通信規格(LTE)のサービスを「Xi (クロッシィ)」のブランドで開始。
屋外での最大スループットが最大で37.5Mbps、屋内では最大75Mbpsという高速通信、低減されたパケットのレイテンシーが特徴のサービスです。
現在は対応エリアが非常に限られているものの、先月公開されたロードマップによると、基地局数を現在の約7,000局から2014年度までに50,000局へ拡大するとされています。
また記事では、ドコモがアップルとの交渉を本格化させた理由として、iPhone 4Sが発売された10月の純増数でドコモが3位に転落したことを挙げています。
ドコモによるiPhone(iPad)販売の噂はこれまでにも数えきれないほど流れており、既に聞き飽きた感は否めません。
しかしながら今回は、ドコモの社長・副社長がアップル本社を訪れたという具体的な内容が含まれていることが注目されます。
また、LTEの投資で先行しているドコモと手を組むことは、アップルにとってもメリットがあり、今回は多少現実味があるといえるかもしれません。
【追記】NTTドコモが、正式にこの噂を否定する声明を発表しています。「やっぱりガセ」なのか、それとも「秘密主義を貫くAppleへの配慮」なのかは、ご想像にお任せします→ドコモからのお知らせ – 弊社に関する一部報道について