アップルが、日本時間10月5日未明に開催したイベント「Let’s Talk iPhone」のハイライト前編に続く後編です。
iPodシリーズのリフレッシュはフィル・シラーが担当。
iPod nanoを更新し、スワイプで操作できる大きなアイコンのUI、センサー無しでランニングの記録ができる機能、時計のスキンなどを追加。
価格を改訂し、8GBで10,800円というかなりリーズナブルな設定。
iPod touchは新色ホワイトを追加し、ハードウェアの更新は無し。
8GBモデルの値段を引き下げ、円高による調整も合わせると、国内価格は20,900円から16,800円へと.約20%の値下げ。
オンラインストアで発売済み。10月12日から発送の予定。
期待されていたiPhoneの新モデルは「iPhone 5」ではなく「iPhone 4S」。
デュアルコアプロセッサー「Apple A5」を搭載し、処理速度が最大で2倍に。
グラフィクスもデュアルコアとなり、最大で7倍の高速化を実現。
Epic Gamesによる「Infinity Blade II」のデモ。12月1日発売。
高速なプロセッサーは消費電力が犠牲になるが、iPhone 4とほぼ同じバッテリー性能を維持。
アンテナを改良し、2つのアンテナを切換えながら送受信する技術を開発。
HSDPAでのアップリンク・ダウンリンクの理論上の速度を比較したグラフ。
GSMとCDMAの両方のネットワークに対応。海外旅行などでのローミングがより便利に。
カメラは8Mピクセルにアップグレード。解像度は3264 x 2448に。
裏面照射型CMOSを採用し、ピクセルあたりの光量を73%アップ。
レンズは5群を採用。f/2.4の明るいレンズで、暗い場所でのパフォーマンスが向上。
顔認識に対応し、被写体の中の顔を最大10人まで認識し露出を調整。
高速なプロセッサーにより、競合する端末を圧倒する速さで撮影が可能。
1枚目の写真を撮るまでに要する時間を比較したグラフ。
動画撮影が1080pに対応。
ジャイロとISPによるリアルタイムの手ぶれ補正機能で、軽いカメラでありがちな失敗を抑制。
Apple TVを使ったAirPlayミラーリング、1080pの外部出力に対応。
iPhone 4Sの最大のシークレット機能「Siri」を発表。
スコットによるデモ。
音声認識を聴衆の前でデモをすることはリスクが伴いますが、自信たっぷりに実演をいくつも行います。
「Siri」は音声を認識するだけなく、質問の意味を理解して返答。
どんな質問にも答えるわけではなく、純正アプリやYelp、Wikipedia、Wolfram Alphaなど、連携するサービスに関するものに限定されるようです。
現在のところベータのステージ。
言語は英語(米国・英国・オーストラリア)、フランス語、ドイツ語にのみ対応。
デモをみる限りかなり便利な機能のようで、日本語の対応が待ち遠しいところ。
iPhone 4Sは、日本を含む7カ国で10月14日に発売。
iPhone 4、iPhone 3GSの8GBモデルも販売(国内では未確認)。
イベント開催前の予想記事はこちら。