Appleが、日本時間10月5日未明に開催したイベント「Let’s Talk iPhone」の全編を収録した動画を公開しています。
1時間半を超える動画(英語)すべてを観る時間のない方の為に、イベントのハイライトをまとめてみました。
会場はApple本社(キャンパス)にあるタウンホール。
10年前のiPodや、MacBook Airの発表でも使われた、ある意味で由緒ある場所。
8月にCEOを退いたスティーブ・ジョブズに代わり、現CEOティム・クックが登壇。
ソフトで落ちついた口調が印象的。
まずは最近中国でオープンしたApple Storeについて。
1つは上海。開店した週末だけで10万人の来客を記録。ちなみにLAのストアでは、10万人に到達するのに1ヶ月を要したとのこと。
2つめは香港。
上階のジーニアスバーからは、ビクトリアハーバーが望める最高のロケーション。
開店初日のMacの売り上げで、これまでのApple Storeの記録を塗り替えたほどの人気。
Mac関連のアップデート。
Mac OS X Lionのダウンロードが6百万を突破。
アップグレードの浸透の早さをWindows 7と比較したグラフ。
MacBook Airがベストセラーとなり、USでのMacのシェアが23%にまで拡大。
4台に1台はMacという計算。残りは77%もあり、まだまだ伸びる余地がある。
iPodシリーズは、1年間で4千5百万台を販売。
累計販売がまもなく3億台に到達。
iOSデバイスも好調。
USではiPadがタブレットマーケットの74%を占める。
iOSデバイスの販売が2億5千万台を突破。
スコット・フォーストールが登壇。
USでのモバイル市場でiOSが43%のシェアを獲得。
App Storeの勢いは衰えず、iPhone・iPod touch向けのアプリが50万を突破。
iPad向けも14万本を超えた。
App Storeの成功により、開発者もその恩恵を受けている。
これまでにAppleが開発者に支払った金額がUS$30億ドル(約2,300億円)を突破。
アップルも純正のアプリをいくつかリリースしているが、新しいアプリをさらに追加。
グリーティングカードを送信できる「Cards」。
デザインを選択して写真やメッセージを書き込むと、本物のカードを郵送することができる。
エンボス付きの用紙に印刷され、封筒に入れて送られる。US国内では配達の完了通知を受信するすることも可能。
アプリは無料で、カード毎にUSでは$2,99、海外では$4,99課金される。10月12日にリリース。
iOS 5の機能についてのおさらい。(Appleのウェブサイトにあるので省略)
リリースは10月12日。開発者向けには即日GMを公開。
エディー・キューが登壇し、iCloudのおさらい。(同じく省略)
今回のイベントで最も滑らかなトークを披露。
これまで発表されていない、iCloudの新機能「Find My Friends」を発表。
友人・家族と現在位置を共有することができる。
位置を共有している友人・家族の位置を地図上でリアルタイムに確認。
プライバシーに配慮し、共有する相手・期間を細かく設定することが可能。
時間制限を設けて共有することや、スイッチ1つでオフにすることもできる。
iOS 5およびMac OS X LionユーザーはiCloudを無料で利用できる。
購入した楽曲・TV番組・アプリ・書籍などの保存については容量の制限無し。
メール・書類・バックアップの容量は5GBまで無料。
有料のアップグレードも用意される(10GB 1,700円、20GB 3,400円、50GB 8,500円/年)。
後編では、いよいよ新しいiPhoneが登場します。