GIZMODOのブラジル版が、工場から流出したとされる「廉価版 iPhone 4」の画像を掲載しています。[source: MacRumors ]
公開されている画像には、iPhone 4のフロントパネルとよく似ているパーツが写っています。
2枚目の画像(下)には、品質管理用と思われるラベルが貼られ、モデルナンバーに「N90A」と書かれています。
アップルは製品に対し社内用のコードネーム割り当てることで知られ、これまでに、
- M68:初代iPhone
- N82:iPhone 3G
- N88:iPhone 3GS
- N90:iPhone 4 (GSM)
- N92:iPhone 4 (CDMA)
など使われています。
既に使われている「N90」に「A」を追加していることから、GSM版iPhone 4のバリエーション、つまり以前から噂されている廉価版の可能性が高いと考えられます。
この廉価版では、iPhone 4の基本的な機能・デザインを維持し、価格を抑えるために容量を8GBに縮小との噂。問題になったアンテナのデザインに修正を加える程度の変更はあるかもしれません。
この情報の腑に落ちないところは、Foxconnがブラジルに新工場を設立すると発表したのは今年の4月で、建設+稼働するには少し早すぎるということ。
同社は既にブラジルに製造ラインを所有していた、または新工場での製造に向けて中国でブラジル人のトレーニングをしていた、というのは考え過ぎでしょうか。
中国・インドをはじめとする市場では、端末の選択に価格が大きく影響するため、より低価格なiPhoneを投入することは、iPhoneの成長軌道を維持したいアップルにとって当然の戦略といえます。
アップルが日本時間の10月5日午前2時(4日26時)から開催するメディア向けイベントで、この廉価版が発表されるのか、楽しみがまたひとつ増えたことは間違いありません。
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