アップルが、iPhoneの新モデル「iPhone 4S」を正式に発表。国内では、ソフトバンク・au(KDDI)の2社を通じて、10月14日に発売されます。
「iPhone 4S」の主な特徴をまとめると、
- iPhone 4とほぼ同じサイズ・デザインを採用
- デュアルコアチップ「Apple A5」を搭載し、最大で2倍高速化
- iPhone初の64GBモデルを追加
- GSM・CDMAに対応した「World iPhone」
- グラフィクスもデュアルコア。最大で7倍高速化
- アンテナを改良し、通信速度を向上
- 8メガピクセルのカメラを搭載
- 音声アシスタント機能「Siri」を搭載
- Apple TVへのAirPlayミラーリング(720p)に対応
- TVへのミラーリング・ビデオ出力(1080p)に対応
などとなります。
特筆すべきは、カメラ周りの性能アップで、
- 8メガピクセル (3264 x 2448)
- 裏面照射型CMOSにより、明るさが73%向上
- 顔認識
- 1080p のHDビデオ録画
- ビデオのリアルタイム手ぶれ補正
- 1枚目の撮影に1.1秒(2枚目以降0.5秒)の高速撮影
など、大幅な改良が加えられています。
また、au(KDDI)から発売されることが正式に発表されたことは、日本のユーザーにとって大きなニュースといえます。
iPhone 4では、ネットワークの規格に合わせ、GSM版・CDMA版の2つのモデルが販売されていましたが、iPhone 4Sではその両方に対応させています。
幸運なことに、日本は先行して販売される7カ国に含まれ、ソフトバンク・auともに10月14日(金)に発売されます。
発表イベントでは、10月7日(金)より「Pre-Order (事前予約)」を開始すると発表されていますが、国内については現在のところ未確認です。【追記】予約は10月7日より開始されます。
アップルによるiPhone 4Sの紹介動画(英語)はこちら。
「iPhone 4S」は、デザインに変更が加えられなかったものの、ハード・ソフトともに大幅に進化しており、iPhone 4とは全く別のモデルとみることもできます。
見た目を変え、「iPhone 5」という名前を付ければもっと販売台数が伸びた可能性もありますが、あえてその道を選ばないところが、アップルらしいといえるかもしれません。
【リンク】Apple – iPhone