『直筆 坂本龍馬の手紙
』は、龍馬が慶応2年に姉・乙女に宛てた直筆の手紙を、iPadでインタラクティブに読むことができるアプリです。
約1.7mにも及ぶこの手紙には、西郷隆盛、勝海舟らとのエピソードや、妻・お龍との新婚旅行の様子などがイラストを交えていきいきと綴られ、幕末の息吹を感じることができます。
まずはデモの動画で概要をご確認ください。
収録されている手紙は、現存している140通の坂本龍馬の手紙の中でも最も有名といわれ、重要文化財にも指定されています。
原本は全長169cmにもなる細長いもので、左右にフリックしてスクロールしながら読み進んでいきます。
画面下の、全体をサムネイルにした「ナビゲーションウィンドウ」により、現在の位置を確認できます。
ピンチアウト・インによる拡大縮小、画面右下のボタンにより原寸大で表示することも可能。
原文をタップ&ホールドすると、ルーペ機能で活字に直した「書き下し文」を表示。
判読しにくい部分を確認しながら読み進むことができます。
また、「二画面」では、画面を上下に分け、原文と現代文、または書き下し文と現代文を対にして表示。
直筆が全く読めなくても、内容を理解することができます。
おすすめは、最初に二画面の「書き下し文と現代文」で理解した上で、原文とルーペ機能に挑戦する、という読み方でしょうか。
手紙の他にも、時代背景の解説、坂本龍馬のプロフィールといった読み物も収録されています。
この手紙の翌年に、龍馬は近江屋で暗殺されることになりますが、手紙を読むと、この時期が一番幸せだったような印象を受けます。
スムーズなユーザーインタフェイスに加え、「龍馬伝」の時代考証を担当した東京学芸大学の大石学教授による監修など、一般的な書籍アプリとは一線を画す、クオリティの高いアプリに仕上がっています。
龍馬ファンだけでなく・歴史が好きなすべての方におすすめします。
タイトル | 直筆 坂本龍馬の手紙 |
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カテゴリ | App Store > ブック |
開発 | Arigilis Inc. |
対応機種 | iPad |
価格 | 1,200 円 |